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【アウトドアの防虫対策】永久保存版!キャンプや登山で押さえておきたい防虫対策グッズ5選

キャンプや登山といったアウトドアシーンに虫は付き物。せっかくの時間を楽しく過ごすためにも、防虫対策はしっかり行いたいですね。今回は、絶対に覚えておきたい虫の基礎知識と、これだけは持っておきたい基本の防虫対策グッズをご紹介します。

絶対に覚えておきたい、虫の基礎知識

山や川、海など、場所・季節によって遭遇する虫の種類は異なります。人間に無害な虫もいますが、一歩間違えれば死に至る毒虫も身近にいることを忘れないでおきましょう。まず、国内のアウトドアシーンで遭遇率が高い虫をご紹介します。

スズメバチ

時期:6~11月が活動期
場所:民家の近く/枯れ木の中

知っての通り、攻撃性がとても強いため、見かけたらとにかく近寄らないことが重要です。黒や濃い色に反応するので、なるべく白や明るめの服装を身につけましょう。整髪料や香水など、芳香にも反応するので要注意です。

アブやブヨ

時期:3~10月が活動期
場所:水場の近く

ミツバチやハエによく似ていて、“刺す”のではなく皮膚を“噛み切る”ので、瞬間的に痛みを感じることがあります。きれいな水辺に多く、川や渓流の近くは注意が必要。

ヒル

時期:4~9月が活動期(特に雨季)
場所:山間地(神奈川丹沢付近・秋田・千葉)

気温が25℃を超える、多湿な森林に生息しています。神奈川県の丹沢では近年爆発的に増加しており、筆者も丹沢でやられました。梅雨入り後から夏の終わりまでは警戒が必要です。

ぷーんっというあの嫌な音に悩まされる人は多いのではないでしょうか。蚊は昼夜問わず活動します。雨が降った後は特に発生しやすくなるのでご注意を。汗や体温などに反応して寄ってくるので、こまめに汗を拭くようにしましょう。

タイプ別の防虫対策グッズ

自然が多い場所で、虫に出くわさないということは不可能ですが、まずは刺されないということが一番大切です。「肌の露出を極力避ける服」は必ず持っていきましょう。タイプ別に、刺されないための、そして刺された時の防虫対策グッズをご紹介します。

タイプ商品名
塗るタイプ1.虫よけサマー パウダーイン
塗るタイプ2.ヤマビルファイター
焚くタイプ3.カメヤマキャンドル シトロネラキャンドル
焚くタイプ4.アース 蚊取り線香
着るタイプ5.スノーピーク(snow peak) インセクトシールドパーカー
置くタイプ6.スノーピーク(snow peak) ほおずき
置くタイプ7.キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) バグランタン
緊急タイプ8.ポイズンリムーバー

塗るタイプ

虫よけサマー パウダーイン

すべての虫に万能、万全ではありませんが、便利な防虫グッズの王道です。刺されるシーンが最も多く、不快な思いをする蚊に効果的なグッズです。

ヤマビルファイター

特に梅雨入りから秋にかけての低山多湿登山には、必須と言えるグッズです。高山など木がほとんどない山には必要ありませんが、年中丹沢にいる私には必需品です。

焚くタイプ

カメヤマキャンドル シトロネラキャンドル

虫が嫌う柑橘系の香りを放つ、アウトドア用のキャンドルです。効果に関しては「抜群に効く!」とは言いにくいですが、虫除けとして効果があると言われています。

オススメするポイントは、とにかく香りが良いことと、雰囲気作りに抜群なこと。そして、芯が太く外でも消えづらいことです。見た目が可愛いところも、魅力的な防虫グッズです。

アース 蚊取り線香

今も昔も愛されている夏の風物詩、蚊取り線香です。よく蚊取り線香の効き目については様々な意見がありますが、使用されているピレスロイド系殺虫成分は蚊だけではなく、虫全般に対して殺虫効果があります。

着るタイプ

スノーピーク インセクトシールドパーカー

ここ数年で見る機会が増えた「着る虫よけ」。スコーロン®やARINIX®など素材メーカーがしのぎを削っている印象ですが、着るだけでできる防虫というコンセプトは、虫嫌いの方からすれば大変ありがたいのではないでしょうか?

置くタイプ

近年、防虫ランタンの商品が市場に多く出回るようになりました。夜になると光に集まる虫の習性を生かし、キャンパーから絶大な支持を得ています。

キャプテンスタッグ バグランタン

緊急タイプ

ウナコーワエースL

どんなに対策していても、虫に刺されてしまうことはあります。かゆみや腫れを抑えるのに良く効くのが「ウナコーワエースL」です。手を汚さず、サッと塗れるところがポイント。薬によってステロイドの量や、かゆみに効く成分の量は異なりますが、私の経験上ではこれらが便利です。

ポイズンリムーバー

毒虫や蛇などに噛まれてしまったら、とにかくすぐに対処しなければいけません。慌てて体を動かすと毒が回りやすくなってしまうので、落ち着いて毒抜きします。

傷口の心臓に向かって上を結び、血流を弱めてから毒や毒針を吸い出します。あとは、傷口をよく水で洗ったり消毒したりしましょう。グループ内でひとりは持っていたいグッズです。

敏感肌の方やお子様に!ハッカ油で自然由来な虫除けスプレーを作ってみよう

肌への刺激や、お子様などデリケートな肌への使用が心配な方には、天然素材のハッカ油を使った自作虫除けスプレーがオススメです。私も肌が弱いので、自作スプレーと市販スプレーを使い分けています。

用意するもの(スプレー100ml一本分)

  1. ハッカ油 (20mlで500円前後)
  2. 消毒用エタノール (500mlで600円前後)
    ※肌が弱い方は、無水エタノールでもOK
  3. 精製水 (500mlで100円前後)
  4. スプレーボトル (100mlサイズで300円前後)
  5. スポイト (サイズ少で100円前後)

どれも薬局ですぐに手に入れることができます。

作り方

1. スポイトを使用し、スプレーボトルにハッカ油を20滴(約2ml)入れる
2.消毒用エタノール(または無水エタノール)を10ml入れる
3.いったんフタを閉めて振って混ぜる
4.フタを開け、精製水を90ml入れる
5.フタを閉め、振って混ぜれば完成!

まとめ

アウトドアを楽しむ以上、虫に出会わない、刺されないなんてことは絶対にありません。そのため、いかに自分に合った防虫対策や薬を見つけて、常備できているかがポイントになります。しっかりと対策して、思いっきりアウトドアを楽しみましょう!

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ライター:
三野クリコ