キャンプブーム到来。
今ではファッション誌やテレビでも特集が組まれるほど、キャンプ熱が加熱してきています。それでも見ることのできるキャンプスタイルは、どこかで見たことのあるような王道のものが多いように思えます。
そんな中、雑誌などではなかなかお目にかかれない「一般人とは思えないキャンプ」を見ることができる場所が、instagramです。
SNSの中でもオシャレ感度の高いユーザーに好まれるinstagramですが、それはキャンプにおいても同じこと。日々オシャレ過ぎるキャンプスタイルの写真が投稿されているんです。
そんなinstagramの中でもフォロワー数がついに55,000人(2020年12月現在)を超え、注目を浴びているカリスマキャンパーがいるのをご存知ですか。marimari8208さんこと、松尾真里子さんです。
今回編集部は、そんなカリスマキャンパーのキャンプスタイルをうかがうべく、富士山と湖が美しい本栖湖のキャンプ場を訪ました。編集部の想定が序盤から覆るような言葉の数々、センスあるギアたちと合わせてご覧ください。
——今日はどんなテントを張るんですか?
最近買った、カーカムスのサンドカラーです。ずっと欲しくて、アメリカから直輸入して買ったんですけど最高ですね。これが手に入ったのでしばらく新しいテントは必要ないです。
——instagramを拝見している限り、かなりテント持ってますよね。しかもどれも大型で高価なものな印象なんですが。ギアもたくさんお持ちですし、これだけ揃えるのにかなりの年月かかりましたよね?
コットン生地で、かつサンドカラーが好きなんです。テントは5つ持ってますが、キャンプをはじめたのは2年くらい前ですよ。今年の5月で丸2年です(2016年4月取材当時)。それまでは全然興味なかったのに、お友達に誘われて行ったらそこからハマっちゃって。
——2年前ってつい最近じゃないですか!それでこんなにもギアを揃えたってすごいですね。もともと家にあったものとかも使っていたりするんですか?
いえ、家ではこんな凝ってないんです。なのでここにあるものはキャンプをはじめてから集めました。
——序盤からかなりビックリさせられてます。。これだけのギアがあると色々考えると思うのですが、何かコンセプトとか決められているんですか。
そうですね、今回で言うと『青空カフェ』というのをコンセプトにコーディネートしてみました。でも、コンセプトは決めても具体的な配置とかは当日サイトを見るまでは考えてはいません。
——青空カフェですか!確かに、ここでお店できちゃうというか。もはや出張カフェって感じです。ここまでの完成度を当日その場で考えちゃうってことですよね?
はい、基本的にはテントとロケーションを軸に考えるんです。テントだったら手元にあるのでイメージはつきやすくてある程度スタイルは決まってきますが、ロケーションはその時にならないと具体的には分からないじゃないですか。
——確かにそうですね。しかもこれだけのコーディネートをするとなると、ロケーションがかなり重要になってきますよね。
なので、区画サイトのキャンプ場はちょっと難しいですね。やりたいスタイルを考えると、フリーサイトのキャンプ場を選ぶようになってきました。あとは、連休とかは避けるようにはしています、どうしても人が多くてキャンプっぽくないというか。
——ロケーションでいうと、特に好きなところはあるんですか?
やっぱり富士山は好きですね。ふもとっぱらとかにはよく行きます。今回も富士山と湖、そしてサイトのコラボレーションが楽しみだったので本栖湖に来たのですが……今日は曇りで残念ですね。あとは、高ソメも好きです。
——ここまで洗練されたコーディネートをするのに、何か参考にしている雑誌とかはあるんですか?
特にないんですよね、instagramは見ますけど。最初はinstagramで他のキャンパーさんのを参考にしていましたが、すぐに自分なりのスタイルが生み出されたんですよね。
——確かに、置いてあるものを見るとギアメーカーのものもありますけど、そもそもアウトドア用っぽくないものが多いですよね。
お気に入りのブランドはあります、たとえばpino worksの革製品が好きで色々なギアに使ってます。あとは、アウトドアブランドではなく行きつけの家具屋とかで見つけてくることも多いですよ。
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