ブリリスタグローバルコマース株式会社は、日本固有のライドギア「雪板」を製造するブランド Buddha Blank と協業し、新作「KARUSUGI XX(ダブルクロス)」シリーズの先行販売プロジェクトを開始したとのこと。
本シリーズは、樹齢80年以上の国産杉一枚板を削り出し、重量約1.6kg・厚さ約1cmという軽量さと、工芸品としての存在感を両立した雪板として位置づけられている。
雪板(ゆきいた)は、ビンディングやブーツを用いず、板に直乗りして新雪の斜面を滑り降りる、日本発祥の冬の遊びとのこと。
Buddha Blankは、こうした雪板カルチャーの中でも、一枚板構造と工芸的な仕上げにこだわるブランドとして認知されているとのこと。
「KARUSUGI」の名称は「軽く(カル)・しなやかに(スギ)」に由来し、軽さとしなりを両立した乗り味を志向した設計とされている。
今回の「XX(ダブルクロス)」シリーズでは、従来の「X(クロス)」シリーズで採用していた絹の透かし張り技術をさらに発展させたとのこと。
いずれのモデルも、山形産の材料を中心とした地域資源を活用し、職人が一本ずつ手作業で成形・仕上げを行っているとのこと。
今回の「KARUSUGI XX」シリーズでは、滑りのスタイルや好みに合わせて3タイプが用意されている。
それぞれテール形状やフレックスバランスを変えることで、
などが変化する構成となっており、多様な雪質・地形に対応できる乗り味を目指した設計と説明している。
プロジェクトでは、「重量約1.6kg」「厚さ約1cm」という軽量・薄型設計を強調しており、これにより浮遊感の高いライディングと取り回しの軽さを両立しているとのこと。
また、
といったディテールにより、使用後もインテリアとして飾れる“アートピース”としての価値を打ち出している。雪板を「乗る道具」であると同時に「魅せる作品」と位置づけている点も、本シリーズの特徴とされている。
支援者は、早期に申し込むほどお得な割引価格と、早期配送のメリットを受けられる仕組みになっている。
リターンの一例として、以下の内容が案内されている。
一般販売時の予定価格は税込・送料込で138,600円からと案内されており、超早割では比較的高い割引率が設定されているとのこと。
このほかに、2枚セットのリターンも用意されている。
Buddha Blank は、山形県高畠町を拠点に雪板の開発・製造を行うブランドとのこと。
などを通じて、「遊び」と「クラフト」の価値を伝える活動を継続していると説明している。
同ブランドは、雪板を一枚板から削り出す独自技術や、木材と布素材を組み合わせた表現力で、国内外の雪板シーンにおいて権威的なブランドとして知られていると位置づけられている。
ブランドビジョンとしては、
などを掲げているとのこと。
プロジェクトの実行パートナーとなる ブリリスタグローバルコマース株式会社 は、山形県米沢市を拠点に、逸材・逸品を発掘しプロデュースする事業を展開している。
今回のプロジェクトでは、Buddha Blankの雪板を国内外へ広く届けるためのプロデュース・販売支援を担っており、Makuakeでのプロジェクト立ち上げもその一環とされている。
KARUSUGI XXシリーズは、地域資源(国産杉)・ローカルクラフト・雪板カルチャーという3つの要素を組み合わせ、「遊び」と「工芸」を一体で打ち出す試みと言える。
スノーサーフィン/パウダーサーフィンとして海外でも注目を集める分野において、
といった文脈を重ねていくことで、単なるギアではなくカルチャーとストーリーを輸出する商品になりうる構成との見方もできる。
クラウドファンディングを通じた資金・ファン形成は、ニッチだが熱量の高いコミュニティと相性が良く、雪板のような領域では今後も一つの重要な販路になっていきそうだ。Buddha BlankとBGCによる今回の取り組みは、地方発ブランドが世界にアピールしていく一つのモデルケースとみられる。