日本山岳会「海外登山助成」支援を受け、学生主体のヒマラヤ登山を実現
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立教大学山岳部が、日本山岳会「海外登山助成」を受け、ネパールのピサンピーク(6,019m)に登頂。学生たちが自ら計画・実行したヒマラヤ登山とのこと。
公益社団法人日本山岳会(JAC)が実施する「海外登山助成」を受け、立教大学体育会山岳部がネパール・ヒマラヤのピサンピーク(6,019m)登頂に成功した。
登頂日は2025年10月15日11時50分(ネパール時間)で、隊員全員が無事に山頂に到達したとのこと。
日本山岳会では、若い登山者が海外の高峰へ挑戦する活動を支援するため、「海外登山助成」事業を行っている。
この制度は、学生や若手登山者が自立的に登山計画を立案・実施できるよう、資金・ノウハウの両面からサポートするもの。国内外での登山技術向上と国際的な登山文化交流の促進を目的としている。
今回の立教大学山岳部の活動も、同助成制度を通じて実現した事例のひとつだという。
今回の登山隊は以下のメンバーで構成された。
メンバーはいずれも立教大学体育会山岳部所属。登山計画の立案から装備準備、現地登山までを学生主体で実施し、組織的な安全登山を目指したという。
ピサンピークは、ネパール・アンナプルナ地域に位置する標高6,019mの山。比較的登りやすい6000m峰として知られ、ヒマラヤ登山の入門的存在とされている。
しかしながら、氷雪地帯の通過や高所順応など、本格的な高山登山技術を求められるルートでもあり、学生隊にとっては大きな挑戦となった。
立教大学山岳部では、今回のピサンピーク登山を通じて得た経験を次の挑戦に活かしていくとしている。
同部は「学生たちが自ら計画を立て、自立した登山活動を通じて成長できる機会を今後も広げていきたい」とコメントしているとのこと。
公益社団法人日本山岳会は、1905年に設立された日本最古の山岳団体。国内外の登山支援、環境保全活動、山岳文化の普及などを目的として活動している。
「海外登山助成」や「学術探検支援」などを通じて、次世代登山者の育成と登山文化の継承に力を入れているとのこと。
立教大学山岳部のピサンピーク登頂は、若手登山者が自立して海外高峰に挑む意義を改めて示すものとなった。
日本山岳会の助成制度が、単なる資金援助ではなく、登山文化の継承と次世代育成を促進する仕組みとして機能している点も注目される。
学生たちの登山は、技術だけでなく計画性・協調性・環境意識など、多面的な成長を促す機会であり、今後もこのような活動の広がりが期待される。
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