7月の滋賀・比良山系・武奈ヶ岳を家族3人で登ってきました。上半期はトレランばっかりで登山らしい登山に行けておりませんでしたが、この機会にパタゴニアの「メンズ・ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ」を使用させてもらいました。晴天の山頂での紫外線対策に効果を発揮した一着をレビューします。
「メンズ・ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ」は、パタゴニアのフライフィッシング・カテゴリーから登場したシャツで、フライフィッシングはもちろんながら、トレッキング・ボートアクティビティなどの強い日差し下での使用を想定して設計されています。
パタゴニアの「テクニカルシャツ」は2000年代後半から展開。
以前からパタゴニアを代表する一着として親しまれてきたのが「アイランドホッパーシャツ」。通気性・速乾性・軽量性に優れ、夏の海外旅行やフライフィッシングなど、暑い季節のさまざまなアクティビティで、長年にわたり多くの人に愛用されています。
その系譜を継ぎつつ、機能性を登山やトレッキング用途に最適化したのが「セルフガイデッド」シリーズ名前の「Self-Guided(=自分で旅を導く)」は、ツアーに頼らず自然の中を自由に歩く人をイメージしたネーミング。
暑い日差しの中でも快適さをキープできるよう設計されたロングスリーブシャツ。軽量で通気性に優れ、機能性と携帯性を両立した設計は、夏の登山やフィールドワークに適したシャツだと思います。
項目 | 内容 |
---|---|
ブランド | Patagonia(パタゴニア) |
製品名 | メンズ・ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ |
素材 | ストレッチ平織りの3.5オンス・リサイクル・ポリエステル100% |
紫外線防止指数 | UPF 40+ |
重量 | 約244g |
その他特徴 | 袖のロールアップ固定、襟立て仕様、レンズクリーナー内蔵など |
7月、比良山系の武奈ヶ岳(標高1,214m)にて使用。平地で30度を超える気温だったこの日、武奈ヶ岳の急峻なハイクアップ時はさすがに暑さで着用を断念したものの、日光を遮るものがない山頂では大活躍。1時間の滞在中も快適で、日差しによる体力の消耗をしっかり防いでくれました。
特に良かったのは襟を立てることで首元まで日光をカットできる点。背面のベンチレーションも機能しており、ムレを感じることはほぼなし。さらに、水をこぼしてもすぐ乾く速乾性の高さも心強いポイントでした。
本当に便利なのが、前身ごろの三角形のレンズクリーナー。ハイクアップ時によく眼鏡を汗で汚してしまうのですが、汗は皮脂を含むので視界が遮られてしまいます。サングラスだけでなく、触ってしまって汚しがちなカメラレンズもサッと拭けて写真好きにはありがたい機能だと思います。
あと収納力抜群の両胸のポケットも魅力的なのですが、個人的には右ポケットに隠れたサングラスフックがありがたい。本来は、フライフィッシングで使用するフォーセットをつける用途です。写真を撮るとき、サングラスをつけたままだと画面が見えなくなるのですが、撮影時にさっとかけておけるのは痒い所に手が届く機能だと思います。
このシャツは、夏山の山頂や稜線など日差しを遮れない場所でこそ真価を発揮します。ハイクアップ中には暑すぎる場面もありますが、滞在時や風が吹く場面では快適さを実感できるとおもいます。
あとやっぱり眼鏡をかける人とカメラをやる人は、これで眼鏡吹きとレンズクリーナーをもっていかなくてよくなるので、シャツというかギアとして勘定できるアイテムだと思います。
また、速乾性とレンズクリーナーなどの細かなギミックはアウトドアフォトグラファーやトレッキング好きにもおすすめ。日常のキャンプやフェスなど、日差しが強い外遊び全般に活躍する一着です。
メンズ・ロングスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ
ほかにもサンプロテクションカテゴリには魅力的な製品が存在します。
メンズ・トロピック・コンフォート・ナチュラル・クルー/カラーRWTL | 製品番号 41965
https://www.patagonia.jp/product/mens-tropic-comfort-natural-crew-sun-upf-shirt/41965.html?dwvar_41965_color=RWTL
メンズ・ショートスリーブ・セルフガイデッド・サン・シャツ/カラーMFBN | 製品番号 41835
メンズ・リバー・ランブラー・ハイブリッド・サン・フーディ/カラーCRGY | 製品番号 41785
パタゴニア・ブリマー/カラーRWTL | 製品番号 33521
https://www.patagonia.jp/product/sun-protection-brimmer-hat/33521.html?dwvar_33521_color=RWTL