フルフレーム対応の超広角マクロで撮る、世界のディテール

株式会社サイトロンジャパンが、LAOWAブランドから新たに送り出す「LAOWA 15mm F4.5 0.5x Wide Angle Macro」。超広角でありながら、寄れる。しかもフルサイズ対応。そんな“いいとこ取り”なマクロレンズが、2025年6月27日から受注を開始した。

超広角でありながらマクロに対応

このレンズ、焦点距離は15mm。画角は110.5°という驚異的な広さを誇り、風景や建築をダイナミックに捉えられる。なのに、最短撮影距離はわずか129mm、しかも0.5倍のマクロ撮影が可能というから驚きだ。被写体と背景の両方をフレームに収めたい——そんなクリエイターの欲張りに、正面から応える仕様だ。

描写力と携帯性を両立した設計

光学性能も抜かりない。EDレンズ3枚に加え、非球面レンズ2枚を含む11群16枚の構成で、色収差や歪曲を徹底的に抑制。点光源では10本の光芒が美しく伸びる。さらに、軽量設計で約308g。街角スナップから山岳風景、ミニマルな物撮りまで、フットワーク軽く持ち出せるのも魅力的だ。

マウントも豊富、価格も現実的

対応マウントも幅広い。E/Z/RF/L/EF/Fとひと通り揃っており、SonyやCanonユーザーは自動絞り制御にも対応。価格はオープンながら、市場想定価格は税込86,000円前後。スペックから考えれば、かなり良心的だ。

“広角＝引き”の時代を超えて

「広角は引きの画」と思っていたら、ちょっと損しているかもしれない。このレンズで覗けば、身の回りの何気ないものが、壮大な世界に見えてくるかもしれない。

販売は2025年6月27日（金）から、各販売店およびオンラインで順次開始される。