速報

美術館ではありません。Goldwin Kyotoです。

Goldwinは関西エリアへの旗艦店展開を強化し、2025年5月23日(金)に「Goldwin Kyoto(ゴールドウイン 京都)」を京都市中京区にオープンした。店舗デザインには杉本博司氏と榊田倫之氏が率いる新素材研究所を起用し、Goldwinブランドの持つ「機能美」と「日本的美意識」を融合させた空間を実現。伝統と現代性が交錯する製品ラインナップや、限定コラボアイテムを通じて、新たなアウトドア・ライフスタイル体験を提供する。

店舗デザインコンセプト

京都店のデザインを手がけた新素材研究所は、自然の造形美とGoldwin製品に宿る機能美を重ね合わせた「『チ』の集積」という空間コンセプトを掲げた。敷地前庭から中庭へと石畳を連続させ、風が通り抜ける動線を意識して構成。入り口では、本御影石製の大型器を象徴的に配置し、風が運ぶ自然物を受け止める「器」のイメージを具現化している。

店内サロンには、柳柄をモチーフにしたグラデーションかすり染のハンドタフト絨毯を敷き、床面に色のゆらぎをもたらす工夫を施したとのこと。

壁面や建具には竹や桐を用いて、しなやかさと力強さが同居するように仕上げ、什器にはGoldwin発祥の象徴であるスキーをデザインモチーフとして反映。

前庭・中庭には肥留川石や木曽石などの自然石を配置し、風によって飛来する種子が石陰で芽吹き、時間とともに変化する様子から「自然の循環」を感じられる庭を目指している。

こうした素材とプロダクトが共鳴する空間設計により、来場者は店内外を緩やかにつなぐ風とともに、Goldwin製品の機能性を五感で体験できる。

什器はスキーのリフト
会計テーブル
中庭

試着スペース

Goldwin Kyotoのオープンにより、同ブランドは関西圏での存在感を一層高めると同時に、京都ならではの「伝統×革新」を体現した新たな購買体験を提供する。店舗デザインから限定コラボアイテム、ノベルティに至るまで、ブランドの思想である「自然と都市をつなぐ」理念を具現化した試みが随所に見られる。今後、Goldwin Kyotoは関西エリアにおけるGoldwinファンの拠点となり、アウトドアから日常使いまで幅広いシーンで支持を集めることが期待される。

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ライター:
.HYAKKEI編集部

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