その歴史は、テキスタイルメーカーのモールデンミルズ社に目を付けたパタゴニアの創設者、イヴォン・シュイナードがポリエステル・バンディング(※フェルトの化繊版ともいえるようなファブリックであり、フリースの初期の姿)を開発を依頼したのがきっかけでした。
それから90年代に入り、フリースブームのあおりを受けて、当時のフリースを「POLARTEC(ポーラテック)」と名付けられたのでした。
半世紀たった今日でも、POLARTECは愛され続けています。どれだけ安価なフリースが出てこようが、日進月歩で新素材が開発されようが、ユーザーから愛され続けているのです。
そんなPOLARTECの魅力を、実際に使っているPOLARTEC LOVERの方々にライトを当て、探っていきます。
POLARTEC LOVERの方々が、バトン形式で数珠繋ぎに自身が普段使っているPOLARTEC製品とその魅力について語っていただく企画です。
この企画を機に、自分の登山ギアを見直し「これもPOLARTECだったんだ!」という声も。自ら山というフィールドに入っている皆さんの生の声をきくことができる企画となっています。
POLARTEC FABRIC には、その種類によって機能も変わります。
標高の高い山へ挑もうとしている方、雪山へチャレンジしようと思っている方、フリースが欲しいけど何を買おうか迷われている方、ぜひ下記のたくさんの投稿たちを見ていただければ、多種多様なブランド・商品が紹介されていますので参考になるのではないかと思います。
みなさんの生活の一部にPOLARTECがあることが伝わってくる投稿の数々。
山の記憶とともに語られる素敵な投稿を、ぜひ。
様々なフィールド、アクティビティにフォーカスしPOLARTECをリサーチ。アウトドア愛好家の生の声やスタイルを全4話にて動画にしています。
湘南葉山のトレイルランニングチーム「仙元山トレイルクラブ」の練習風景とランナーのインタビューを収録。葉山の海や山々、満開の桜、富士山など日本ならではの風景も楽しめます。
日本の山の聖地、北アルプスの麓「上高地」を舞台に女性ハイカー鈴木千花さんにフォーカス。初夏の上高地の美しい景色とハイクシーンを紹介します。
冬キャンパーも増加の昨今、キャンプシーンでも活躍するポーラテックの防寒アイテムを紹介。
東京・昭島にあるモリパークアウトドアヴィレッジにて、アウトドアブランドストアの、この冬一押しのポーラテックアイテムをご紹介。
また2024年6月18日~7月18日の期間にかけてフォトコンテストを開催しました。
総勢619作品が集まり、228名の応募がありました。
次回は来年開催予定です。
開催概要
結果発表
今回の「My Favorite POLARTEC」企画の主人公である『POLARTEC』を扱う株式会社エスシーティージャパンへお伺いし、藤田社長とセールス&マーケティング担当の蓮沼さんへお話を伺いました。
ー藤田社長
「たくさんの投稿ありがとうございます。私たちは素材メーカーなので、時代やシーンに合わせた機能素材を開発してきました。それをブランドさんが具現化してくれることで生地が製品化され、初めて成就した感じがするのです。ですから、POLARTEC製品を着ていただいた感想を聞くのが一番の幸せです。」
ー蓮沼さん
「今までブランドのデザイナーさんやMDさんから声を聞くことはありましたが、実際に着ていただいたお客様から「どういったところで使った」とか「どういった機能が良かった」など聞くことはあまりないので、こういう風に発信していただけると非常に嬉しく思います。」
POLARTECは自然の中で挑戦する人を支える素材であると同時に、自然環境に配慮することも強く意識されています。その取り組みについても伺いました。
ー蓮沼さん
「30年以上前からリサイクルPETを使用しており、今POLARTECは400品番くらいあるんですが、半分以上がリサイクル素材になっています。近年では、全ての素材で撥水加工を「C6」からフッ素化合物を使わない「PFASフリー」へ。抗菌防臭加工も、銀イオンからペパーミント由来に変更しています。また、直近では、フリースの課題点である毛抜けを従来の15%までに抑えることができる素材が開発されました。ブランド側からも環境配慮製品へのご要望が多くなっていることもありますが、POLARTECはこれからも取り組み続けます。」
これら環境配慮への取り組みは、価格面だけでなく工場のラインを変更したりなど決して簡単なことではない。その中で、30年も前からこのような取り組みをするだけなく、私たちの身を守る素材として愛されるPOLARTECの偉大さを改めて感じました。
ー藤田社長
「アクティビティをしている中で、「保温性」「通気性」「軽さ」を両立させるというPOLARTECの考え方は、蒸し暑い日本では非常にマッチしたコンセプトだと思っています。
とはいえ、まだまだ認知度は低いと思うので、この企画を通じて、POLARTECの魅力やフィロソフィーを知ってもらえたら、ありがたいですね。」
独自の取り組みで登山業界の発展に寄与している登山ブランドの製作現場にお伺いして、その源泉に切り込んでいく企画。
POLARTECサポートの元、海外トレイルにチャレンジするハイカーの登山記録です。
POLARTEC製品や、生地についてのお問い合わせは下記よりお願いします。
お問い合わせ内容を確認後、2〜3営業日以内に担当者からご連絡いたします。