登山に欠かせないアイテム「登山靴(トレッキングシューズ)」 たくさんのブランド・種類がある中から、登山者の皆さんは何を使っているのか気になりますよね。「みんなのオススメを教えてほしい」と思ってる人も少なくないはず。そこで、.HYAKKEIのInstagramにて、フォロワーさんに使用している登山靴のアンケートを実施!228人の回答を集計した、リアルなランキングを発表いたします!
登山靴(トレッキングシューズ)といっても、登る山や荷物の量、そして登山スタイルによっても選ぶ靴は変わってくると思います。
ハイ・ミドル・ロー、重さ、ソールの硬さ・厚さ、足幅・甲高、デザイン、選ぶポイントは様々。トレランシューズも人気です。
.HYAKKEIのInstagramストーリーズで「登山靴は何を使われていますか?(厳冬期以外)」とアンケート。答えていただいた228人からの愛用の登山靴を、ブランドのランキング形式で紹介します。
どんなブランドがランクインしているのか、さっそく見ていきましょう!
2000年、イタリア北部で創設、優れた技術と最先端の素材により生まれるアウトドアブランド「MONTURA」。『市場が求めるのは、よりよい製品』という哲学を旨に、ブランド創設からこれまで、ヨーロッパアルプスをはじめとする多くのアルピニストからのフィードバックをもとに、高品質な製品の開発を続けていいます。人間工学に基づいた機能的なエルゴノミックデザインで、身体にフィットしながら、あらゆる動作に追従する着心地の良さに定評があり、イタリア本国では山岳救助チームなど主要な公共機関や緊急医療組織にも採用されています。
「MONTURA」は5票を獲得して第10位。
そのうち『YARU TEKNO GTX』を履いているという声が4票。
イタリア北部にあるドロミテ山麓にて1929年創設、90年の伝統を継承する「ザンバラン」。vibram社の創業者と共同でゴム製ソールを開発し、登山靴業界に大きな革新をもたらしました。 『新しい技術も取り入れながらも良質な素材を使いイタリア国内での生産を続ける』というポリシーのもと、 より快適な登山を行えるよう、山を愛するスタッフ達によって開発が行われています。
6票を獲得して第9位に。
高品質な登山靴からタウンユースの靴まで製造、販売を続けているイタリアのブランド「AKU(アク)」。AKUは石井スポーツが日本の正規取引店であり、石井スポーツに寄せられるユーザーの声、スタッフの声をAKU本社に届け、商品改善に繋げるというパートナーシップ関係となっています。
ヴェローナ大学との共同研究で導かれたニューテクノロジー「ELICA(エリカ)システム」を搭載しており、最新人間工学×職人集団が一つ一つ仕上げていく、高品質・高機能な登山靴は高い評価を得ています。
ザンバラン同様6票を獲得しました。
「ゴロー」は日本の老舗革製品メーカー。『靴は履きこまれてこそ価値が出る』という揺るぎない信念のもと、創業以来のベテラン職人から若手までが協力し一足一足オーダーメイドしています。
「履きこむ」ための心地よさ、「履きこむ」ための耐久性を追求し、靴底素材や接着剤にポリウレタンは使用しないなど、末永くご愛用いただけるよう配慮されています。
7票を獲得し、第8位です。
1923年、LOrenz(ローレンツ)とWAgner(バーグナー)により創設。創業者の名前から2文字ずつをとりブランド名を「LOWA」とされました。
LOWAが大事にしている価値観は3つ、QUALITY(品質)、FIT & COMFORT(フィット感と快適性)とそれを支えるINNOVATION(技術革新)。そしてLOWAが追及する高い品質とは、抜群のフィット感とそれによりもたらせる快適性です。品質基準の保持、職人たち同志の技術の継承、信頼関係を築き上げた素材供給メーカーなど、ヨーロッパでの生産にこだわり、伝統と品質を重んじて靴づくりを続けられています。
7票獲得です。
1954年、日本山岳会のヒマラヤ・マナスル遠征のために開発されたトレッキングシューズからはじまった「キャラバン」。遠征隊員たちからの高評価を受け製品化し、モデルチェンジを行いながら、日本で一番愛用されたトレッキングシューズとなりました。
目先の流行に流されることなく、地道な研究を重ね、長い年月と経験だけが造ることのできる、優れた製品を開発。アウトドアを楽しむためのものから、プロ仕様の本格的なギアまで。日本のアウトドアフィールドの先駆者として、キャラバンは大自然と向き合う人々を常に支え続けています。
8票獲得し、第7位。
1938年、ドイツからアメリカ・オレゴン州へ移住したポール・ラムフロムが開いた帽子屋から始まりました。近くを流れるコロンビア川にちなんで、コロンビアハットカンパニーと命名され、その後、スキーグローブ製造会社と合併し、1960年にコロンビアスポーツウェア社となりました。
機能性、デザインの良さを持ちながら、お手頃価格であることから人気を得ています。初心者にはまずオススメしたいブランドとして、よく紹介されていますよね。
2007年からはトレイルランニングシューズの「モントレイル」の取り扱いを始めています。
8票獲得し、キャラバンと同率7位。
2009年、フランスで誕生し、アメリカ・カリフォルニア州に開発拠点をもつホカ。
まるでマシュマロのような柔らかいクッショニングと軽さを感じられる、ロード、トレイルに最適な革新的ランニングシューズ・ブランドです。クッション性に優れた分厚いミッドソールだけでなく、こだわりのスペックを結集し、従来にない効率的な走りをトレイルランナーに提供することを可能にしています。
ちなみに、ブランド名は正式には「HOKA ONE ONE (ホカ オネオネ)」ですが、より多くの方々に慣れ親しんでいただくためにブランド表記を「HOKA(ホカ)」に変更されています。
10票獲得し、第6位です。
1997年にイギリスで誕生し、世界で初めて”ベアフットシューズ”という名前で活動を始めた「VIVO BAREFOOT(ビボベアフット)」
『人間本来の足機能を取り戻すことで、より健康な生活を送り、自然の中を進むべき』という理念を持ち、裸足感覚で履くことができる新感覚のシューズが特徴です。地面の凹凸や石の感覚などを感じる、人間本来の力を養ってくれます。また、軽量さ、水はけの良さ、速乾性なども人気の理由です。
こちらも10票獲得で、同6位。
1947年、フランス南東部の湖畔町アネシーにて、フランソワ・サロモンと息子のジョルジュがノコギリとスキーエッジの研摩工場を開業したのが起源であり、スキーブーツで培った技術をシューズに反映しています。
近年ではランニング・トレッキング部門にも力を注いでおり、トレイルランニングのシューズやギアを多く販売しており、ロードランニングでもトレランでも、よく見かけますね。
11票獲得し、第5位となりました。
1966年、米国のカリフォルニア州サンフランシスコで創業した「THE NORTH FACE」。テクノロジーを駆使し高機能を追求してきたアウトドア・ブランドです。
ザノースフェイスのトレッキングシューズの魅力は、優れた防水透湿素材。ゴアテックスに加え、2020年からは独自開発した「フューチャーライト」と呼ばれる防水性と透湿性に優れた素材を使用しています。デザイン性も高く、服と合わせやすいカラーも人気の理由です。
サロモンと同じく11票を獲得し、同5位です。
イタリア語で「靴」を意味するスカルパ社は、1938年にイタリア北部で靴専門の製造会社として誕生。
スカルパ社のシューズは、美しいデザインはもちろん、頑丈で長く使うことができ、幾度もの修理に耐え、身体の一部のように感じられる深い愛着の湧く製品を提供するために、ときとしてコストや効率をあえて優先させない工程から生み出されています。
スカルパを愛用していると答えていただいたのは14票!第4位でした。
ALTRA(アルトラ)
2009年、アメリカはユタ州にて設立されたランニングギアのブランド「ALTRA」。自然な走りを実現させるため、世界で始めて「ゼロドロップ」と言うコンセプトを搭載し、正しいランニングフォームを自然に獲得できるシューズを開発してきました。
登山においては、トレイルシューズとして定番の「ローンピーク」、あらゆる地形に対応し長距離にも適した「オリンパス 」「ティンプ」が人気です。軽く、滑りにくいグリップが特徴です。
18票を獲得して、第3位!
mont-bell(モンベル)
第2位はモンベル!26票の獲得でした!
1975年、登山家でもある辰野勇が大阪で創業したブランド「mont-bell」。日本人の足型に合うモデルを細かく種類にして出していること、高いグリップ力を誇るオリジナルソール「トレールグリッパー」や「ゴアテックス」を採用するなどの高性能であること、そして非常に高いコストパフォーマンスが魅力です。店舗も国内に138店舗と多く、近くの店舗で試し履きしたり、店員さんと相談できるのがいいですね。
『アルパインクルーザー』『タイオガブーツ』『マウンテンクルーザー』という回答が多く票を集めました。
LA SPORTIVA(スポルティバ)
39票を獲得し堂々の1位に輝いたのは、スポルティバでした!
スポルティバは1928年に北イタリアのドロミテ山麓で創業し、その魅惑的な自然に囲まれた場所で山靴の開発・製造を続けています。最高水準の自社工場を持つだけでなく、環境問題にもいち早く取り組んでおり、社員全員がエコフレンドリーなメーカーとなるべく努力を続けています。
スポルティバの登山靴は、フィット感やクッション性、サポート力などの高い機能性が特徴で、なかでも、足首をきっちりホールドしながら自由度を大幅に高めるシステム『3Dフレックスシステム』を採用していることで、登り、下り、トラバース時においても、フラットフッティングがしやすく安全に行動することが可能になっています。シューズの種類も豊富にあり、初心者からベテランまで人気が高いブランドです。
中でも『トランゴ テック レザー GTX』『エクイリビウム』を愛用していると回答が多くありました。
いかがでしたでしょうか?
「自分が履いているシューズが入っていない」「これも履きやすいよ」など沢山ご意見もあるかと思います。実際、ランキング外に18ブランドも回答がありました。
ただ、結局のところ、自分の足に合う靴を履くことが重要です。
いくら人気の靴でも自分の足に合わなければ辞めておきましょう。
まずは登りたい山、登るスタイルを決めた上で、お店で試し履きをされることをオススメいたします。思い思いの山活を楽しんでください!