カラッとした湿気の少ない気候から、避暑地として知られる長野県の蓼科高原。登山やキャンプなど自然を楽しむにはもってこいの場所です。今回は、蓼科高原周辺にある湖や池を車と自転車で巡るルートをご紹介。
まずは標高1530mの女神湖まで車で一気に登りました。湖面には、夏らしい白い雲がぼんやりと映っています。ボート遊びも楽しそうですね。
こんな風にタイヤを外して自転車をのせてきたので、駐車場で組み立てました。女神湖の近くには無料の駐車場が充実しているので、カーサイクリングをするのに便利です。
外周約1.5kmと小さな女神湖は、自転車でも走りやすくなっているので、すぐに一周することができます。そのまま自転車で、約6km離れた白樺湖まで向かいます。
白樺湖に到着。女神湖より開放感のある絶景が広がっています。小さな島が浮かんでおり、その名の通り、白樺の木も見られました。こちらの外周は約4kmと、徒歩では少し大変な距離ですが、自転車なら難なく周れるのがいいですね。白樺湖周囲は、ホテルや遊園地があるリゾート地。たくさんの人たちが思い思いに楽しんでいましたよ。
体力に自信がある人は、そこから自転車でビーナスラインを通って霧ヶ峰を登ってみてもいいかもしれません。今回は、一旦駐車場まで戻って、車で霧ヶ峰に登りました。
「空が近い!」と感じるのは、高い木がないからでしょうか。高原ならではの景色を満喫することができます。ぐるりと見渡すと、八ヶ岳やアルプスの山々が広がる絶景。何度も深呼吸してしまいました。高原の景色を満喫したところで、もう1カ所、ここまで来たら必ず立ち寄ってもらいたい場所へ。
息を飲む美しさとはまさにこのこと。車で30分くらいの距離にある御射鹿池です。東山魁夷の作品「緑響く」のモチーフとなったことで知られるこの池では、まさに絵のような絶景を見ることができます。
水辺の鳥たち。ひんやりと涼しい空気で、神秘的な雰囲気が漂っていました。御射鹿池までは山道が急なので、自転車で行くことは難しいでしょう。こんな風に、効率的に絶景スポットを巡ることができるのもカーサイクリングならではですね。
今年の夏は、車と自転車と一緒に、大自然を満喫する旅に出てみてはいかがですか?