「遠く韓国を望めるくらいに高い山」
韓国岳(からくにだけ)の名前の由来です。韓国岳は九州の南、鹿児島県の霧島にある山。ここ霧島では1番標高の高い山で、その標高は1,700mです。
霧島の頂上を目指すのと同時に、韓国岳から見える火口湖の大浪池を目指します!
今回のルートは、えびの高原からスタートし、まずは韓国岳を目指します。その後大浪池を目指して下り、池をぐるっと1周してえびの高原へと戻るルートです。
登山アイテム。今回は山でホットサンドに挑戦しようと思います。男2人で登りますので、食材を持ちあって登ります。
えびの高原に車を停めて登山道へ。駐車場は500円で利用できます。韓国岳ピストンであるならば、えびの高原を目の前にして右手へ進んでいくと20台ほど無料で駐車できる場所もあります。
駐車場付近はわずかに雪が残ってますが、韓国岳へ行くルートではほぼ残雪のない状態でした。
登り始めるとすぐに見えてくるのが硫黄山(いおうやま)。その名の通り、硫黄の匂いが立ち込める山で今でも活動を続けている活火山です。
標識の後ろでガスが噴き出している様子が見られます。柵より向こう側は立ち入り禁止です。
硫黄山を上から見るとその姿がなかなかに興味深いです。白い岩肌が特徴的ですね。
比較的整備されているのでスイスイ進んでいきます。
傾斜は緩やかではありませんが、天気が良かったこともあってか歩いていて本当に気持ちが良かったです。
あっとういう間に7合目、8合目までたどり着きました。
遠くに見えるのは霧島連山で韓国岳に次ぐ高さのある高千穂峰。山頂には「天の逆鉾」が突き刺さってます。
そして、山頂へ!霧島で一番高い山を制覇。2月中旬なのに山頂の気温は8度。風もほとんどなくて快適に山の頂を楽しむことができました。
山頂は切り立った崖の上。際に立って下を覗くと体がぶるっとします。
登り始めてからわずか90分ほどで山頂についたため、この時点でまだ10時過ぎ。お昼には早過ぎるのでそのまま大浪池に行くことに。
急な坂を下りていきます。大浪池側から韓国岳へ登るのはかなり傾斜が厳しいので、下りのルートを選んで正解でした。
30分ほど下っていくと大浪池の分岐点へ。西回り、東回りどちらからも歩くことができてぐるっと1周することができます。
15分ほど歩いていると見えてくるのが凍った大浪池。実に綺麗ですね。
この辺でお昼にすることに。2人で登れば荷物も半分にできるので楽ですね。
コーヒーも入れて。
ただハムとチーズ、野菜を挟んだだけなのになぜ、こんなにも山で食べるホットサンドは美味しいのでしょう。ここまで歩いてきた疲れが一気に飛んでいきます。
友人が作ってくれたほうれん草とソーセージの炒め物も抜群に美味しい。
あぁー、幸せです。
ぐるっと1周するとかかる時間はおおよそ60分〜70分程度。
ここは大浪池登山口から登った際にたどり着く分岐点。小学生くらいのお子さんもいて、楽しいそうに遊んでました。
韓国岳と大浪池。どこから見ても本当に美しい。
下山は韓国岳を下りた分岐点から60分ほど歩いてえびの高原へと戻ることができます。
えびの高原は無料で楽しめる足湯がありますので、ぜひそこで登山の疲れを癒やしてから帰りましょう。
【電車・バスの場合】鹿児島中央駅からJRで霧島温泉駅へ(約1時間30分)、その後霧島いわさきホテル行きのバスに乗り、終点の霧島いわさきホテルで下車(約35分)。霧島連山周遊バスに乗り換えて「えびの高原」へ(約20分)