2人の大学生がバンライフで日本百名山制覇を目指す企画。今回は埼玉県の秩父エリアにある両神山(りょうかみさん)に登ってきました。岩場や鎖場などが豊富な山でもあり、山頂からは富士山なども眺めることができます。そんな両神山の特徴や登山ルート、山行レポートなどをご紹介していきます!
両神山は埼玉県西部に位置する秩父エリアの山域にある標高1,723mの山です。岩場が特徴的な両神山は山岳信仰の場としても有名で、山頂からは富士山や秩父に広がる山々を見渡すことができます。また、コースによっては難易度の高い鎖場などもあり、さまざまなレベルの登山者が楽しむことができます。
こちらは両神山登山で一般的に使われるメインルートとなっており、岩場や鎖場が比較的少ないコースになります。両神神社までの道のりでは、山岳信仰の歴史を感じながら歩くことができます。山頂からは富士山を眺めることもでき、岩場や樹林帯など両神山のさまざまな山のシーンを楽しむことが可能です。
こちらは難易度の高い岩場が何度もあり、初心者向けではないコースになります。距離にすると最短ですが、岩場の多いコースのためコースタイムは比較的長めになっており、体力や技量に自信がない方は早めの出発をおすすめします。またダイナミックな岩場を登った先には、秩父エリアの奥深い景色を楽しむこともできます。
ここからは実際にイケダとコスギの山行を写真とともにお届けします。埼玉県奥秩父エリアに属する両神山へ。一般的なルートは両神山荘から登りますが、今回は鎖場続出の上級者向け「八丁峠ルート」でいってきました。
両神山登山口(八丁峠コース)からのスタートです。駐車場は決して広くはありませんが、10台ほど駐めることができます。また、登山口は電波が繋がりませんので事前に地図などダウンロードしておくことをおすすめします。
八丁峠までは樹林帯を登っていきます。木々が枯れて、地面には落ち葉が広がるその光景は冬の訪れを感じさせます。
登山開始から30分で八丁峠に到着です。八丁峠を右手に進み、ここから鎖場の連続に。
八丁峠の分岐が鎖場ゾーンの玄関口です。ここから両神山山頂までの区間には無数の鎖場があるため、余裕を持った山行計画を立てておきましょう。
八丁峠から約40分で西岳に到着です。八丁峠コースには3つのピークがあり、西岳、東岳を経て両神山を目指します。
八丁峠コース最大の難所が東岳手前にある鎖場。ほぼ垂直の壁を登っていくその光景は、北アルプス大キレットの「飛騨泣き」を彷彿とさせます。
西岳から約1時間で東岳に到着。ここにはベンチもあり、抜群の休憩スポット。両神山山頂は狭く、ピークシーズンはかなりの人でにぎわうため、このベンチはありがたい!
東岳から両神山までは稜線を歩きます。比較的なだらかではありますが、鎖場も複数あるので気を抜かず進んでいきましょう。
登山開始から3時間弱で両神山山頂に到着です。山頂はかなり狭いため長居せず速やかに下山することをおすすめします。山頂からは富士山をはじめ、日本アルプスを一望できます。
※コースタイムには個人差がありますので、参考程度にご覧ください。
両神山登山口(8:10)
八丁峠(8:45)
東岳(10:27)
両神山(10:55)
両神山登山口(13:58)
いかがだったでしょうか。今回は、鎖場続出でスリルを最大限楽しむことができる両神山八丁峠ルートへいってきました。事前情報では八丁峠ルートはかなり上級者向けとありましたが、鎖場など注意深く登れば決して難しくないのではと思います。登山を初めてまもない方でも体力があれば、壮大なスリル感を味わうことができますよ!
※個人的な感想です。
次回は、茨城県に位置する百名山「筑波山」へ向かいます。つくば市のシンボル的存在のこの山は、初心者やファミリーにもおすすめで、手軽に登山を楽しむことができます。山頂からは関東平野を一望できる展望の良さも見所!次回もお楽しみに!
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