2人の大学生がバンライフで日本百名山制覇を目指す企画。今回は山梨県にある瑞牆山(みずがきやま)に登ってきました。瑞牆山は岩場や巨石が多い山とされており、山頂では360度壮大な景色を楽しむことができる山。そんな瑞牆山の特徴や登山ルート、山行レポートなどをご紹介していきます!
瑞牆山は山梨県の奥秩父エリアの山脈に位置する標高2,230mの山です。山頂付近はごつごつとした岩肌が広がっており、富士山や八ヶ岳なども見ることができます。岩山でもある瑞牆山は登山だけでなく、クライミングの場所としても知られておりさまざまなレベルで楽しむことができます。
こちらは瑞牆山荘から始まり、急登が続く最短コースになります。道中にある富士見平小屋では水を補給することもでき、富士山が見えるベンチなども用意されています。また、このコースには鎖場などもあり、足元に注意が必要です。山頂からの景色は圧巻で、富士山や南アルプス、北アルプスなどの景色を楽しむことができます。
こちらは瑞牆山荘から始まり、瑞牆山と金峰山の2つの百名山を一気に登ることができるルートになります。総距離は15km弱と健脚者の方は日帰りでも挑戦することができますが、基本的には富士見平小屋に泊まり、1泊2日で登るのが一般的です。瑞牆山の荒々しい岩場だけでなく、金峰山に向かう途中にあるコケの広がる静かな樹林帯などさまざまな山の山容を楽しむことができます。
ここからは実際にイケダとコスギの山行を写真とともにお届けします。今回は一番ポピュラーなコースである瑞牆山荘から富士見平を通って瑞牆山山頂に向かうルート。途中には、正面に見える瑞牆山や花崗岩でできた巨岩など見所満載の山行レポートです。
瑞牆山荘の奥にある無料駐車場に車を駐め、登山を開始します。瑞牆山は全山花崗岩でできた山としてユネスコエコパークにも認定されています。
登山開始からしばらくは、樹林帯を登っていきます。初冬にはかなりの量の落ち葉があるため、登山道を見失わないよう注意しながら進んでいきます。
樹林帯を登っていくと、広い尾根に出ます。そこは瑞牆山を横から見ることができる展望スポットになっており、その迫力は計り知れません。
登山開始から約30分で富士見平小屋に到着です。ここではテントも張ることができるため、のんびり奥秩父の山を楽しみたい方は利用してもいいですね!
ポイント
富士見平小屋は日本で初めて地ビールを作った山小屋なんだそう。富士山を見ながらの地ビールは最高のひと時です。
富士見平小屋からいったん沢の鞍部まで下り、そこから瑞牆山山頂まで登っていきます。
途中鎖場があり注意して登っていきます。また、冬のシーズンは岩が凍っており大変危険ですので、慎重に登っていくようにしましょう。
沢の鞍部から20分後には、大きな岩が正面に現れます。瑞牆山はこのように花崗岩でできた巨岩がいたるところに散在しており迫力満点です。
先ほどの岩が見えるスポットを過ぎると一気に急登に。大きな岩が転がる登山道を登っていきます。
登山開始から1時間20分ほどで山頂に到着です。山頂は八ヶ岳や日本アルプス、そして富士山をも見渡せる大展望スポット。山頂の岩場でくつろぐこともできますよ!
※今回は瑞牆山と金峰山の縦走タイムを記載しています。
コースタイムには個人差がありますので、参考程度にご覧ください。
瑞牆山荘(8:10)
瑞牆山(9:30)
富士見平小屋(10:30)
金峰山(12:20)
瑞牆山荘(14:30)
いかがだったでしょうか。今回瑞牆山を登り終え、東日本の日本百名山は残り1つとなりました。北海道の残雪期から始まり、夏のアルプス、秋の奥秩父エリアなど日本の各エリアの山々を登ってきましたが、どのエリアもとても思い出深く感じます。荒々しい岩稜帯となっている瑞牆山に、岩好きのハイカーの皆さんは一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
東日本最後の山は、山梨県に位置する金峰山!奥秩父山脈に位置する金峰山は奥深い山の景色や富士山など眺望もよいため、期待が膨らみます。山梨百名山にも選出されており、山頂までの岩場の稜線歩きも見どころです。東日本最後の百名山も、楽しみながらレポートしていきます。次回もお楽しみに!
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