体験レポート

【Vol.76 男体山】まさに修行!?山岳信仰の山「男体山」へ/バン旅百名山

2人の大学生がバンライフで日本百名山制覇を目指す企画。今回の登山先は、栃木県にある男体山へ。古くから山岳信仰の山として知られ、登拝期間だけしか登ることのできない山。急登続きの山ですが、山頂からは360度の大パノラマが!そんな男体山の特徴や登山ルート、山行レポートなどをご紹介していきます!

「男体山」の特徴は?

ぱくたそ

男体山は栃木県に位置する標高2,486mの独立峰です。世界遺産に登録されている日光東照宮など歴史と文化が深い関係にある地域となっており、男体山登山においても信仰登山などが現在も行われています。毎年4月25日〜11月11日の期間のみ登山可能で、登拝料1,000円が必要になります。また山頂に向かう道中、中禅寺湖の姿も目にすることができ、紅葉のシーズンには多くの登山者が訪れます。

男体山に登るコースをご紹介!

男体山に登る一般的なコース|ニ荒山神社コース

こちらは二荒山神社中宮祠で登拝料を納めたあとにスタートし、初めはつづらおりの樹林帯を進みます。コースタイムは比較的短く、1合ごとに標識があるため山頂への距離感もつかみやすく初心者の方でも安心して登ることが可能です。山頂にかけては森林限界が広がっており、視界もだんだんと良くなってきます。山頂には剣がそびえ立っており、山頂からの景色も360度楽しむことができます。

少し距離を延ばし三本松を目指す縦走コース|三本松コース

こちらも同じく、二荒山神社中宮祠で登拝料を納めたあとにスタートし、三本松へと抜ける縦走コースです。ピストンで男体山を楽しむのではなく、戦場ヶ原のある三本松へと向かう長距離コースとなるため、体力に自信がある方におすすめとなっています。また下山道は基本的に緩やかな下りが続いており、林道なども通過しながら下山することができます。

由緒正しき山岳信仰の山!男体山を実際にレポート

ここからは実際にイケダとコスギの山行を写真とともにお届けします。男体山は二荒山神社の御神体山であり、境内の中のため、登拝時期(4/25〜11/11)にしか登ることができません。また、登拝料として登山前に1人1,000円を支払う必要があります。

まさに修行!?神社の鳥居をくぐり登山開始

こちらが男体山の登山口。登山口は二荒山神社奥宮登拝口と呼ばれ、神社の鳥居をくぐり登山を開始します。

登山開始(1合目)から3合目までは樹林帯を進んでいきます。1合目、2合目と自分の登っている位置がわかるように標識があります。

3合目から4合目の区間は登山道が荒れており大変危険なため林道を歩きます。クネクネ道を20分ほど登っていくと4合目に到着です。

4合目から8合目までは視界がないうえにかなりの急登。標高が上がっていくにつれゴツゴツとした岩場に変わっていきます。途中ロープなどを使い注意しながら登っていきます。

岩に突き刺さる剣がシンボルの山頂へ

登山開始から1時間15分で8合目を通過します。8合目を通過したあとは、山頂まで比較的傾斜が緩やかに。

樹林帯を抜けると一面赤土に。火山系特有のダイナミックな景観を見ることができます。

登山開始から1時間40分程で男体山の頂上に到着です。頂上には二荒山神社の奥宮や避難小屋があり、山頂の奥に一等三角点があります。

鳥居をくぐり、右手に進むと山頂の標識が。また、その奥には男体山のシンボルとも言える、岩に突き刺さるようにして立っている剣も見ることができますよ!男体山の山頂からは麓の中禅寺湖をはじめ、日光白根山や尾瀬の山々を見渡すことができます。

山頂から中禅寺湖を
山頂から日光白根山を

本日のスケジュール

※コースタイムには個人差がありますので、参考程度にご覧ください。

二荒山神社奥宮登拝口(6:31)
8合目(7:41)男体山(8:09)
二荒山神社奥宮登拝口(9:51)

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は、古くから山岳信仰の山として知られる男体山へいってきました。8合目まではかなりの急登になっていますが、そこを越え、山頂に到着すると素晴らしい景色を堪能することができます。また、山頂へ朝日を見にいくのも人気となっているためおすすめです。

次回予告!関東No.1の標高!日光白根山へ

次回は、群馬県と栃木県の県境にある火山群の最高峰「日光白根山」へ。関東で一番の標高を誇るこの山は、ロープウェイもあり比較的お手軽に登ることができます。また、周辺には五色沼や湯滝などの見所もたくさん!次回もお楽しみに!

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ライター:
イケダとコスギ