2人の大学生がバンライフで生活しながら、日本百名山制覇を目指す本企画。今回の登山先は笠新道と呼ばれる急登もありますが、山頂付近では美しい稜線が広がっている笠ヶ岳。そんな笠ヶ岳の特徴や登山ルートの紹介、実際の山行レポートなどをご紹介していきます!
笠ヶ岳は岐阜県の北アルプスの山の1つであり、周囲には3,000m級の山々が連なっています。そんな笠ヶ岳は「笠新道」と呼ばれる急登があり、健脚者向けとも言われています。しかしながら稜線にさえ出ることができれば、美しい稜線歩きを楽しめ、槍ヶ岳や奥穂高連峰を望むことができます。
こちらは笠新道を通るコースで、一般的には笠ヶ岳山荘で1泊する方が多いですが、健脚者は日帰りでも可能なコースです。奥穂高岳から登山道までは、車が通れる幅の砂利道を進んだ先に登山道が見えてきます。笠ヶ岳はつづら折りの道が続いていますが、稜線にさえたどりつけば圧巻の稜線歩きを楽しむことができます。
こちらは笠新道は通らず、鏡平、弓折岳を経由しながら3日で笠ヶ岳周辺の山々も楽しむことができるコースです。鏡沼は、水面に穂高連峰が反射した景色を見ることができ、体力に不安がある方にもおすすめできます。笠ヶ岳山荘からご来光を見ることも可能で、帰りは笠新道を通り下山します。
ここからは実際にイケダとコスギの山行を写真とともにお届けします。今回は、急登で有名な笠新道を日帰りピストンしてきました。山頂は穂高連峰を真正面に見ることができる絶景スポットです。
笠新道の取付きまでは駐車場から砂利道を1時間ほど歩きます。駐車場は深山山荘駐車場奥の登山者専用駐車場を利用します。
杓子平まで3時間ほどつづら折りの林道をひたすら登り続けます。一気に1,000m以上標高を上げていくのでかなりの疲労度。
基本的に展望はありませんが、途中開けたところからは穂高連峰や焼岳などを見渡すことができます。
登山開始から約2時間半で杓子平に到着です。杓子平からは一気に視界が開け、真正面に笠ヶ岳の頂上が顔を出します。
杓子平から稜線上までは約1時間ほど。左手に笠ヶ岳を、後ろには穂高連峰を見ながらどんどん進んでいきます。
杓子平からしばらくは平坦な道が続きますが、途中からはなかなかハードな急登が続きます。
杓子平から1時間ほどで稜線上に到着です。稜線上からは美しい笠ヶ岳の姿が広がっています。また、右側を見ると黒部五郎岳や薬師岳、そして立山の山々を見渡すことができました。
稜線上に出たら山頂へ向かって進んでいきます。多少アップダウンはありますが、基本的に平坦な稜線上。晴れていれば、大パノラマを見ながら気持ちの良い稜線歩きを楽しむことができます。
稜線上を歩くこと1時間、笠ヶ岳山荘に到着しました。ここではテント泊もできるため、日帰り以外の方は穂高連峰を見ながらゆったりとした時間を過ごすことができますよ。
山荘から10分ほどで笠ヶ岳の山頂に到着です。笠新道はかなり長く体力を要しますが、疲れを忘れさせるほどの絶景が待っていました。
山頂は360度の大展望!穂高連峰を間近に見ることができる他、薬師岳や立山、西側には白山まで見渡すことができます。何時間でも山頂に居られるくらいの絶景です。
コースタイムには、個人差があるため、参考程度にご覧ください。
駐車場(4:03)
笠新道登山口(4:51)
笠ヶ岳山荘(8:25)
笠ヶ岳(8:35)
笠新道登山口(13:32)
駐車場(14:21)
いかがだったでしょうか。今回は、新穂高から笠ヶ岳に登ってきました。笠ヶ岳登山は稜線に上がるまでが長く、なおかつ急登のためかなり体力を使いました。しかし、稜線まで上がってしまえばそこはもう楽園!日帰りがしんどいという方は、笠ヶ岳山荘で一泊することもできるので安心して登山できますよ!
次回は、北アルプスの顔といっても過言ではない「槍穂高縦走」です。大キレット・ジャンダルムを通るよくばりルート。1日目は上高地から入り、槍ヶ山荘へ。2日目は、大キレットを通り穂高岳山荘へ。そして3日目はジャンダルムを通り上高地へ降ります。スリル満点の山行をぜひお楽しみください!
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