2人の大学生がバンライフを送りながら、1年間以内に日本百名山制覇を目指すプロジェクト。今回は2泊3日でジャンダルムや大キレットを通り、槍ヶ岳、穂高岳の2つの百名山を縦走してきました。周回コースで上高地から始まる縦走ルートを、シリーズを通して詳しくご紹介していきます。
日本最難関とも言われる、「ジャンダルム」や3大キレットの1つの「大キレット」など岩場が多くあり、危険度が高い上級者向けのコースです。人が1人通れるような狭い道を歩くため、山行時間には余裕をもたせ、危険な岩場でも対応できる技術が必須となります。そんな難関ですが、他の山では体験できないスリリングな岩場や絶景を楽しむことができるため、一度は訪れてみたい山行となっています。
スタート地点である上高地は、山岳リゾートとしても人気の観光地となっています。梓川の横を歩くことができるトレッキングコースやキャンプ場などあり、麓からは穂高連峰の姿を見ながら下山後もゆっくりすることができます。
岩場の多いエリアなどは浮石など崩れやすい場所も多いため、ヘルメットの着用が必須になります。また、岩場ではソールのしっかりした登山靴の用意も必要です。
今回の縦走では2泊3日をテント泊装備で登ってきました。テント泊をする方向けへのメッセージとして、槍ヶ岳山荘のテント場の区切りは少し狭めとなっているため、大きめのテントを持っていくのは控えることをおすすめします。
また、大キレットやジャンダルムを通るため荷物はできるだけ軽く動きやすくし、外付けの荷物が岩にひっかからないようなパッキングなどの工夫も必要となります。
1日目から3日目までの山行タイムとコースを一挙大公開していきます!
1日目は、上高地までバスで向かい、登山道が始まる横尾山荘まで平坦な砂利道が続きます。総合距離が長くなる理由はその横尾山荘までの砂利道ですので、できるだけバスは始発に乗り、出発時間を早めることをおすすめします。横尾山荘から槍ヶ岳山荘あたりまではヘルメットを使用する機会はありませんが、槍ヶ岳山頂までははしごや鎖場などのある岩場を登るため、ヘルメットの着用が必須となります。
※今回は槍ヶ岳山荘のキャンプ場で泊まるため荷物はすべてテントに置き、必要なヘルメットなどだけを持ち山頂に向かいました。
2日目は、大キレットを通るため余裕を持った山行スケジュールの設定となっており、距離としては短いですが岩場を多く通るため注意が必要です。大キレットだけでなく、岩場ではヘルメットを常時着用し、浮石や落石に注意しながら進みます。この日はほとんど稜線上にいるため、晴天時は壮大な自然の姿を目にすることができます。
3日目は、バスの時刻なども考慮し早めにスタートし、奥穂高岳まで行き、荷物をおいてジャンダルムへ向かいました。ジャンダルムは重たい荷物で行くとバランスを崩しやすくなるため、できるだけ軽装で向かうことをおすすめします。ジャンダルムを往復した後は岳沢小屋を通り上高地へ下山していきます。上高地のバス時刻に余裕があれば、上高地の売店やレストハウスで周遊するのも人気となっています。
いかがだったでしょうか。今回は槍ヶ岳・穂高岳縦走のコース紹介やざっくりとしたスケジュールなどをご紹介しました。次回の縦走記事では詳しい山行レポートを写真も含めながらご紹介していきます。ぜひご覧ください。!
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