今回は、浜名湖畔の弁天島駅まで輪行で行くことにしました。浜松から東海道本線に乗り換え、弁天島駅に到着。自転車を組み立てたら、まずは駅のすぐ前に広がる遠州灘を眺めます。
浜名湖の水はこの遠州灘に注ぎ込んでいます。遠くに見える鳥居は弁天島内にある弁天神社に由来するもので、海に浮かぶ姿が美しいことで有名。ここから「浜名湖周遊自転車道」を走り、浜名湖をぐるっと反時計回りに一周したいと思います。
しばらく行くと自転車道の看板を発見。
車道と自転車道が区切られている道を湖岸に沿って走ります。まっすぐでとっても気持ちいい!
車道と分かれ、自転車道だけが湖岸に沿っている場所も。かなり水面から近く、潮の香りが漂ってきます。車の音がしないので、左からは波の音、右からは蝉の声が聞こえます。浜名湖ならではの自然を楽しみながら風を切って走るのはなんだかとても贅沢ですね。
浜名湖は淡水と海水が混ざった汽水のため、さまざまな生き物がいるそう。
走っていると、蟹が横切っていきました。スピードの出し過ぎには注意ですね。湖では、釣りやあさり獲りをしている人もたくさん見かけました。
半分を過ぎた頃、となりにある猪鼻湖と交わる場所があります。浜名湖〜猪鼻湖を含めて周遊するサイクリングロードもあるのですが、今回は省略。猪鼻湖を周るとさらに10〜15kmくらいの距離があるので、余裕のある人はぜひ走ってみてください。
浜名湖と猪鼻湖の境には、旧瀬戸橋という吊り橋があります。
自転車でも通れるので渡ってみました。かなりスリリング!
そして、この旅の目的ともいえるのが、本場のうなぎを食べること。今回は、旧瀬戸橋を渡ってすぐのところにある「うなぎ処勝美」さんに入ってみました。
奮発してうなぎが丸々1尾入ったうな重をオーダー。ふわふわで脂ののったうなぎに、甘過ぎないタレがとってもおいしかったです。初めて食べた肝吸いは大人の味でした。
うなぎ休憩で疲れをとったところで後半戦。後半は一般道と交わる箇所も多いので車通りには注意しましょう。また、のぼりもあるので多少辛いところがあるかもしれません。
でも、ところどころ、湖岸に降りられる場所もありましたので、休憩しながらいきましょう。迷いつつ、寄り道しながら走って弁天島まで戻り、サイクルコンピューターの数字を見てみると走行距離55km。所要時間は食事時間も入れて3〜4時間でした。東京から日帰りで行けて、気持ちよく自然の中を走れる浜名湖は自転車旅にぴったりの場所です。自然が恋しくなったら、ぜひ足を運んでみてください。