バンライフをしながら日本百名山制覇を目指す2人の大学生。長期縦走などでは車の置き場所やマイカー規制などで登る前からさまざまな点に悩まされます。そこで2人が長期縦走を行った際に失敗した経験談などを基に、山に登る前に知っておきたい確認事項やお悩み解決法などをお伝えしていきます。
南アルプスを全山縦走した際に、車の置き場所や下山してからの公共機関の情報など一切考慮せず、下山から車の場所まで2日かかりそうになった経験があります。幸い、その時はヒッチハイクをして駐車場まで送迎していただきなんとかなりましたが、一般的にはそんなに都合よく進みません。そこで、縦走の際に気を付けておきたいことをいくつかご紹介します。
今回の記事では、車の移動代行サービスなどはご紹介しません!
出発地点に車を持って行ってしまえば、行きの際は便利ですが下山時に車がないとさまざまな問題が出てきます。まず、下山をバスの時刻に合わさなければいけないということ。縦走での疲労感のなか、バスの時間を気にしながら下山すると、山の楽しみも半減してしまうかもしれません。行きのバスの時刻は調整がしやすいと思うので、車は下山口に用意するのを強くおすすめします。
お友達と一緒に縦走に行く方は、少し工夫すれば交通費を半減することが可能です。下山口に友人Aの車を置き、友人Bの車で友人Aを登山口まで送ります。友人Bは下山口に車を駐車し、公共機関を使って登山口まで行けば2人の合計の交通費を半額にできます。基本的に登山口までのバスなどの乗車料金は割高なため、節約して山に登りたいという方は実践してみてはいかがでしょうか。
登山口へはどこでも車で行けるとは限りません。山開きをすると同時に、混雑回避や事故防止のため、マイカー規制がかかる登山口も多くあります。例えば、バスを使わないと登山口に行けないケースもあり、事前に調べておかないと登山口にすら到着できないかもしれません。
バスの本数が多いために、バス停へ時間ギリギリに到着すれば、たいてい長蛇の列ができており、予定のバスに乗れない可能性がよくあります。特に朝の時間帯は混雑が予想されるため、出発の30分前の到着をおすすめします。
コロナウイルスの影響で、山小屋が営業していない場合や、予約が必要な小屋が増えています。テント泊だから大丈夫というわけでなく、土日の混雑時などにはテント泊も断られる可能性もあるため注意が必要です。小屋泊の際は特に宿泊人数を減らして営業している場所が多いため、登山予定日が決まればすみやかに予約を取っておきましょう!
※予約方法は小屋によって多種多様です。オンライン予約可能な小屋も増えていますが、電話のみの場所もあるのでご注意を!
コロナウイルスの影響で小屋が営業しておらず、登山道の整備や水場の管理がされていない場所も多くあります。小屋に水場マークがあっても、数年間も管理していなければ水が枯れている可能性もあります。縦走に行く際には、最新の水場情報をすれ違った方に聞きながら進むことで、到着してから水場がない!というハプニングも回避できます。
今回お伝えした車の駐車場所やマイカー規制などの情報をしっかり調べた上で、素晴らしい縦走登山をお楽しみください!
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