縦走やテント泊で重要になってくる食料。1泊だけならそこまで困らないですが、2日以上や1週間の長期縦走となると、何を持っていくかによってバッグの軽量化に差が出てきます。そこで、6日間で南アルプス全山縦走した2人が、おすすめの軽量&コスパ最高メシをご紹介していきます。
私たちは大学を休学して日本の山を登っているため、基本的には節約生活を送る必要があります。そんな2人が南アルプス全山縦走を計画したときに課題となったのが、食料。そこで、できるだけコストがかからない山ごはんを探し始めました。
アルファ米を1週間分用意しようとすると朝夜2つ計算で12個。節約しながら旅する2人にとって約400円のアルファ米12個分となると予算オーバーです。しかしアルファ米のメリットとして「水を注ぐだけ」「軽い」「洗い物が出ない」というのは魅力的です。やはり、スピーディーにご飯を食べることによって睡眠時間も増えるため、総合的にアルファ米は最強だと感じています。
まずキーワードとして私たちが掲げたのが、「軽量・安い・美味しい」の3つ。男2人が味も量も満足できる軽量の食べ物がないかと探していたところ、見つけたのは粉末のジャガイモや普段の生活でもよく目にするインスタント食品です。そんな2人が特に気に入った山ごはんを詳しくご紹介していきます。
今回紹介するのは、ぬるま湯を粉に注ぐだけで一瞬でマッシュポテトが完成する「フェリックス インスタントマッシュポテト」。重さは220gで税込235円。半分の110gでも500g前後のマッシュポテトを作ることができます。500gのマッシュポテトとなれば結構な量。粉末マッシュポテト製品の中でも圧倒的人気を誇っており、塩味やバターの香りもあるため味もとても美味しいです。
粉末ポテトなんてカロリーは低いのかと思えば、なんと100gあたりのカロリーも365kcalと、量に対してのカロリーも申し分ありません。お湯さえ沸かせばすぐに食べることができるため、アルファ米より早く食べることができ、疲れた登山の後でも待ち時間がなくスピーディーに食事を摂ることができます。
こちらの商品は普通のスーパーではあまり見かけないですが、輸入食品を販売している「KALDI」などで購入することができます。近くにそんな場所がないという方はオンラインショップでも購入可能です。
連日マッシュポテトだけでは飽きてしまうと思いますが、そこに一工夫すればさらにポテトサラダに近いごはんも作ることが可能になります。
今回作るのは乾燥ベーコン。薄めのベーコンを電子レンジで800wで2分ほどすればベーコンの水分が抜け、カリカリベーコンの完成です。せんべいのようにカリカリ&軽量化され、それを小さくフレークにしてマッシュポテトに振りかけるだけるだけで、圧倒的に美味しくなります。そのほか、クルトンなど乾燥フードは軽く飽きないのでおすすめです。
アルファ米はインスタントフードに比べ値段が高いですが、インスタントラーメンなどは比較的安価に手に入れることができます。インスタントラーメンは容器も大きく形が固定されているため、パッキングの点においては少し難点もありますが、一工夫加えると最高の山ごはんへと変身します。
こちらはお湯を注いで混ぜるだけの簡単カレー。普通のインスタント食品と何が違うんだと思う方もいるかもしれませんが、1個あたりのカロリーがとても高く、値段もアルファ米に比べ安くて美味しいため、超おすすめの製品です。しかもこのカレーメシは基本的にはアルファ米と同じ!カップの中身をジプロックへと移せば、とてもコンパクトで収納しやすく、パッキングも簡単です。いざ食べる時になれば、使わなくなったアルファ米の容器を再利用することで洗い物をゼロにすることができます。
アルファ米に飽きてしまったという方は、日清のインスタント「ごはんシリーズ」を試してみてはいかがでしょうか?
今回は、私たちが6日間の長期縦走に実際に持って行った食料で、「軽量・安い・美味しい」の3点からさまざまな食品をご紹介しました。粉末マッシュポテトは量に対してのコスパがよく、カレーメシなどは種類豊富かつ低価格なアルファ米として、どちらも本当におすすめの山ごはんです。軽量フード探しは意外に楽しかったりするので、みなさんもアルファ米だけでなく、さまざまな山ごはんを探してみてはいかがでしょうか。
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