バンライフで日本百名山を巡りながら旅する2人の大学生。今回の登山先は山梨県と長野県の間、南北30kmにわたる八ヶ岳の最北端の蓼科山です。蓼科山特有の山頂の森林限界の姿の登山レポートや豊富な登山ルートの紹介、周辺情報などをご紹介していきます!
南北に伸びる八ヶ岳の最北端にある蓼科山は、標高2531mで登山口のアクセスもよく日帰りでチャレンジできる八ヶ岳の山の1つです。読み方は「たてしなやま」。標高2500m超えの山頂からの景色では、八ヶ岳最高峰の「赤岳」など八ヶ岳に広がる山々を360度一望することができます。蓼科山の広大な山頂は森林限界と岩稜帯が広がっており、山頂でも景色を見ながらゆっくり過ごすことができます。
こちらは7合目の登山口まで車でアクセスすることができ、山頂まで最短で登ることができる人気のコースです。初めはなだらかな樹林帯を歩き、途中からは勾配のきつい登りがあります。山頂までの道のりにかけては、急勾配なガレ場をよじ登るように進んだ先に山頂があります。前日が雨天だった場合は、石がすべりやすく転倒の可能性が高まりますので注意しましょう。
こちらは距離は少し延びますが、徐々に高低差を上げることができるため、ゆったりと山頂に向かうことが可能です。スタートは樹林帯に囲まれた道を歩き、稜線を進んだ先は、なだらかな道が広がっており、途中で将軍平で合流します。ガレ場の先には、広大な山頂で360度景色を楽しむことができ、急登が苦手な方でも楽しく登ることができるおすすめのルートです。
ここからは実際に、イケダとコスギの山行を写真とともにお届けします。八ヶ岳の最北端に位置する蓼科山は、登山口までのアクセスも良く人気の山の1つですが、今回は7合目まで車で行くことができるルートをご紹介します。
蓼科山には数個の登山ルートがありますが、今回は山頂まで最短で行くことができる7合目駐車場から登山開始です。7合目には公衆トイレもあるので、登山前に済ましておきましょう。
登山口からしばらくは、かなり整備された登山道を歩きます。そこまで傾斜はきつくないので、八ヶ岳の原生林を楽しみながら歩くことができます。
登山開始から15分ほどで、いよいよ急登が始まります。ここから蓼科山荘まで、登山道が平たんになることはなくひたすら登っていきます。
登山開始から30分ほどで、蓼科山荘に到着です。ここではカレーなどの食事を頼めるほか、オリジナルグッズやクマ鈴などを購入できます。
蓼科山荘から15分ほど歩くと視界が開け、ゴツゴツとした登山道に。傾斜はかなり急で、途中には鎖場もあるので足元に注意して登っていきます。
登山開始から約1時間で蓼科山頂ヒュッテに到着です。ここでは軽食を頼めるほか、宿泊もできるため、ご来光を見るために1泊するのもありですね!
山頂ヒュッテから山頂は目と鼻の先。比較的平たんな登山道を歩けば蓼科山山頂です。
登山開始から1時間15分で蓼科山山頂に到着です。蓼科山の山頂はゴツゴツした岩が広がる平地になっており、まるで異世界に降り立ったかのよう。
山頂からは八ヶ岳の赤岳をはじめとする、美しい稜線を望むことができます。八ヶ岳全山縦走もいつかやってみたいですね。
山頂の反対側からは、白樺湖や霧ヶ峰、美ヶ原などを見渡すことができます。山頂は広々としているので、軽食を食べたりしながらゆっくりと過ごすことができます。
コースタイムには、個人差があるため、参考程度にご覧ください。
蓼科山7合目登山口(8:20)
蓼科山荘(9:00)
蓼科山(9:35)
蓼科山荘(10:30)
蓼科7合目登山口(11:15)
【七合目登山口ルート】
1.七合目駐車場
2. 蓼科山荘
【大河原峠コース】
1.大河原峠駐車場
2. 蓼科山荘
基本的には2つの駐車場にトイレがあるので、登山を始める前にトイレを済ましておきましょう。山頂付近にある蓼科山荘でも有料のトイレがありますので、そちらも利用できます。
いかがだったでしょうか。今回は八ヶ岳の最北端に位置する蓼科山に行っていきました。山頂まで1時間30分とかなりコースタイムが短いので、初心者にも安心な山です。まだ八ヶ岳に行ったことがない人でも、初めての登山にオススメ!
次なる山は高山植物の都「霧ヶ峰」。霧ヶ峰は長野県に位置し、周辺には八島ヶ原湿原や車山湿原が広がっており、四季折々の景色や高山植物を楽しむことができます。次なる山へ、アルプスでもバンを走らせます!次もお楽しみに!
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