1年以内に日本百名山制覇を目指す2人の大学生のプロジェクト。バンライフを送りながら向かった登山先は、東北エリア最高峰の山「燧ヶ岳(ひうちがたけ)」。尾瀬の国立公園内にある湿原や高山植物などが見られる2つの登山ルートの紹介や山行レポート、周辺情報などをご紹介していきます!
燧ヶ岳は標高2356m、福島県の尾瀬国立公園にある東北最高峰の山です。独立峰からなる山容はとても美しく、山頂付近は複数のピークを登ることができます。尾瀬の豊かな自然のなかにある、湿原は日本百景にも選ばれる人気の景勝地。登山道も2つあり、初心者から上級者までさまざまな登山者でにぎわっています。
こちらのコースは、最短で山頂へ向かうことができる最も人気のコースです。御池登山口からスタートし、林道や湿原を交えた山のシーンの変化を楽しむことができます。湿原を通りながら見上げる山頂や俎嵓(まないたぐら)など、山頂以外の場所でも魅力満点のこちらのコース。初夏でも雪渓が残っている場合もあるため注意が必要です。また、御池登山口のある駐車場は有料なので1000円が必要になります。
こちらのコースは御池登山口から始まり、長英新道を経由して沼山峠に下りる充実のコース。御池登山口と沼山峠休憩所をつなぐシャトルバスも運行されているため、下山も特に心配の必要もなくゆっくり楽しむことができます。距離、山行時間は長くミノブチ岳までは急登が続きますが、難所は少ないコースになっています。
ここからは実際にイケダとコスギの山行を写真とともにお届けします。燧ヶ岳は御池登山口から沼山峠へ向かうコースや1泊2日のコースなどありますが、今回は初心者でも安心の日帰りコースをご紹介します。
今回は御池登山口からのスタートです。御池登山口は有料駐車場の1番奥にあり、マイカーの場合、駐車料金(1日1000円)を支払う必要があります。
登山口からすぐのところに、燧ヶ岳と尾瀬ヶ原の分岐があります。燧ヶ岳へは左手に進みます。山頂までは4.5kmの道のり。
木道をしばらく歩くと次第に傾斜がきつくなっていきます。梅雨時期は、このゴツゴツとした登山道に大量の水が流れることも。滑らないよう足元に注意しながら登っていきます。
ゴツゴツした急登を終えると、第一の湿原「広沢田代」に到着します。ここではコバイケイソウやワタスゲなどの高山植物も見ることができます。
湿原を抜け、再びゴツゴツした急登を登ります。登山開始から約1時間で5合目を通過しました。
5合目をすぎ林道を抜けると、視界が一気に開け、第二の湿原「熊沢田代」に到着します。ここでは、どこまでも広がっていくような湿原の景色が広がっています。晴れていれば、点在している池塘に太陽が反射し、爽快かつ神秘的な景色に出会うことができます。
7合目をすぎたあたりから勾配のきつい雪渓登りが始まります。初夏まではこの雪渓が残っているそう。軽アイゼン等は必要ありませんでしたが、足元に注意して登っていきましょう。
雪渓を登りきり、さらに続く急登を終えると「俎嵓」に到着。晴れていれば眺望は最高で、これから登る燧ヶ岳山頂や平ヶ岳などを望むことができます。ここから山頂までは一度コルまで下がり、登り返しを経て到着します。所要時間は約15分。
登山開始から2時間30分ほどで燧ヶ岳山頂に到着です。燧ヶ岳山頂は広場のようになっており、そこで昼食を食べたり小休憩をとったりすることができます。
山頂からは麓にある尾瀬沼をはじめ、至仏山や尾瀬ヶ原を見渡すことができます。
コースタイムには個人差があるため、参考程度にご覧ください。
御池登山口(8:30)
広沢田代(9:00)
熊沢田代(9:30)
俎嵓(10:10)
燧ヶ岳山頂(11:00)
広沢田代(12:10)
御池登山口(13:30)
【御池登山口コース】 尾瀬御池駐車場 (駐車場利用料は1000円)
【沼山峠休憩所】 山の駅 沼山峠
福島県にある尾瀬国立公園の燧ヶ岳に行ってきましたが、やはり天気が悪かったのが少し残念です。曇りの日の登山は景色が見えない分、晴れ間が少しでもあればすごいテンションが上がったりと、曇りの日特有の楽しみ方をしている気がします。東北最高峰の山も制覇し、東北エリアも終了したので、エリアを変えてまた登り詰めていきます。
以上、「燧ヶ岳」からでした!
次回の登山先は、日本最高峰の山「富士山」。登山をする方なら人生に一度は登ってみたいと思う人が多い山の1つ。富士山は登山道も整備され、人気の山ですので平日の比較的人が少ない時間を選んで登ってきます。次回もお楽しみに!
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