バンライフを送りながら、1年以内に日本百名山踏破を目指すプロジェクト。岩手県の百名山「早池峰山」は岩手県の山でも珍しい岩場の多い山であり、早池峰山でしか見れない固有種の花が生息するなど特徴が盛りだくさんです。そんな早池峰山の実際の登山レポート、登山ルートや周辺情報などをご紹介します!
北上山地の最高峰であり、標高1917mの早池峰山。
岩場が多く壮大な岩肌の景色を楽しみつつ、早池峰山にしか生息しない5つの固有種のお花なども見ることができます。登山コースは3つありますが、河原の坊コースは2016年の大雨によって登山道が崩落し通行が禁止されています。また、代表的に使われる小田越コースには駐車場がないため、河原坊駐車場に車を停めて2kmほど道路を歩かなければいけませんのでご注意ください。
全体地図はこちら!
小田越コースは、岩場が多く急勾配なガレ場やハシゴを使った岩場を登る場面があり、早池峰山登山で使用される代表的なコースです。登山口からは混交林の道が続き、それを抜けると森林限界が広がり一気に視界が開けます。1合目から山頂までの登山道では、背後に薬師岳の望むこともできる眺望の良いコースです。
またガレ場に進むと浮石の数も増えてくるため、登りに限らず下山の際にも慎重に登山をしなければなりません。
早池峰山から西に伸びる尾根を歩き、中岳、鶏頭山2つの山を縦走するコース。岩場が多くコースタイムも長いため、十分な登山計画の準備とレベルにあった体力が必要です。早池峰山から中岳に向かうまでは眺望の良い稜線を歩くことになりますが、危険な場所も多くあるため注意しましょう。七折の滝はこのコースでしか見ることができないため、挑戦してみてはいかがでしょうか。
ここからは実際にイケダとコスギの山行を写真とともにお届けします。早池峰山は鶏頭山までいく縦走コースもありますが、今回は最も利用者の多い小田越登山口からの山行です。登山開始から20分で視界が開け、絶景を横目に登山を楽しめる岩手県の名峰を実際にレポートしていきます。
早池峰山の登山口である小田越周辺には駐車場がないため、河原坊駐車場に車を停め、約2kmの道路を歩くところから早池峰山登山が始まります。
30分後小田越登山口に到着です。いよいよここから本格的な登山が始まります。
河原坊駐車場にもトイレがありますが、小田越登山口にも簡易トイレがありますのでトイレを済ましてから楽しい登山を開始しましょう!
登山口からしばらくは緑豊かな林道を歩きます。20分ほどで視界が開けるため貴重な林道歩きの時間です。林道は比較的緩やかで登山道も整備されているため歩きやすい印象です。
林道の中腹には携帯トイレ用のブースも設置されているため、万が一のことが起きても安心ですね。しかし、ここから山頂の避難小屋までトイレブースはないので最後のトイレ場所とも言えます。
登山開始から約20分後、視界が開け大きな岩がゴロゴロと転がる登山道に出ます。ここから視界が遮られることはなく山頂まで絶景を堪能しながら登山を満喫できます。
早池峰山はゴロゴロとした大きな岩場がほとんどで、視界も開けているため写真撮影したくなるようなスポットがたくさん!ついつい足をとめて写真を撮りたくなってしまいます。
標高が上がっていくにつれ徐々に急勾配の岩場が連続します。体全体を使いゆっくりと登っていきましょう。
登山道から後ろを振り返ると正面には薬師岳が堂々とそびえ立っています。ちなみに薬師岳への登山も同じ小田越登山口からスタートすることができます。
いよいよハシゴ場の登場です。かなり急なため慎重に一歩一歩進んでいきましょう。このハシゴを登ればいよいよ山頂へのビクトリーロードです。ハシゴ場や鎖場は危険箇所ではありますが、日常生活では味わうことのできないスリルがあり、登山の楽しみの一つでもあります。
先ほどのハシゴ場を登り切れば、剣ヶ峰との分岐に到着します。ここから約400mは平坦な道を、山頂を見ながら歩くことができるイチオシスポットです。
山頂直下では涼しい風を感じながら整備された木道を歩きます。
山頂には避難小屋があり、携帯トイレの販売やブースがあるため安心です。
登山開始から約2時間30分で山頂に到着です。早池峰山の山頂には神社があり、古くから信仰のある山だそう。
山頂からは反対側の薬師岳や縦走コースもある剣ヶ峰まで見渡すことができます。また山頂周辺は広い空間になっているため絶景を見ながら昼食や休憩を取るのもアリですね。
今回は岩場の中にポツンとただずむイケダを選出。深い青空の下、早池峰山での深呼吸です。
コースタイムには個人差があるため、参考程度にご覧ください。
河原坊駐車場(6:20)
小田越登山口(6:50)
早池峰山山頂(8:50)
小田越登山口(11:30)
河原坊駐車場(12:00)
【小田越コースを利用する方】
1.小田越登山口横のトイレブース 2. 河原坊駐車場 3.早池峰山頂避難小屋
【鶏頭山コースを利用する方】
1. 岳駐車場公衆トイレ 2. 早池峰山頂避難小屋
いかがだったでしょうか。
早池峰山は林道のような視界が悪い道が少なく、終始壮大な岩肌や豊かな高山植物を横目に登山することができます。夏季のピークシーズンには交通規制が行われ通常はシャトルバスが運行していますが、コロナウイルスの影響によって運休している場合がありますので、出掛ける前に確認してから登山に向かいましょう!
以上、「早池峰山」からでした!
次回の登山先は、山形県と秋田県の県境にまたがる鳥海山。なんとコースは9つもあります。豊富なコースの中でどのコースがおすすめなのか、レベル別でご紹介できればと思います!山頂からは日本海の眺望も楽しむことができ、 岩場の多い個性的な山です。次回もお楽しみに!
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