2人の大学生がバンライフをしながら1年以内に日本百名山制覇を目指すプロジェクト。今回は、秋田県と岩手県の県境にある百名山「八幡平」。駐車場から山頂まで30分で登れる、比較的アップダウンが少なく、広大な湿原や多数の沼をハイキングできるこの山を実際に登り、登山ルートや周辺情報などをお届けします。
秋田県と岩手県の県境、十和田八幡平国立公園にある「八幡平」は奥羽分脈山部の山々の総称。見どころはなんといっても、5月下旬から6月上旬にしか見ることができない神秘の現象「ドラゴンアイ」です。鏡沼の雪解けの様子が竜の目のようだということからこのような呼び名がつけられました。
八幡平は山頂近くまで車で行くことができ、バスでのアクセスも良く、初心者の方でも短時間で登山を堪能することができます。
コースの全体像はこちら！
八幡平山頂まで片道30分ほどで登頂できるお手軽トレッキングコース。気軽に登山できるということで、人気の観光スポットにもなっています。遊歩道が石畳でしっかりと整備されており、高山のお花や名所のドラゴンアイなどを見ることができます。また途中にある展望台は、鳥海山や岩手山など北東北の山々を眺望できる人気の休憩スポットです。
このコースは、八幡平山頂と八幡沼を通り雄大な自然をゆっくり楽しむことができるコース。山頂まですぐの八幡平トレッキングコースを選ぶ登山者が多いですが、このコースでは鳥のさえずりを聞くことができるほど静かに登山を楽しむことができます。また八幡沼周辺の広大な湿原には、ヒナザクラやワタスゲなど多くの湿原植物が咲いているため、ドラゴンアイだけでなく、湿原地帯も見どころとなっています。
こちらのコースは茶臼口からはじまり、八幡平山頂まで登るピストンコースです。登山者や観光客はあまり多くなく、ゆっくりと湿原や樹林帯を楽しむことができます。また登山道も緩やかで、茶臼山荘は岩手山、裏岩手連峰、鳥海山など見渡せるおすすめの眺望スポットです。
ここからは実際にイケダとコスギの山行を写真とともにお届けします。八幡平は茶臼岳を経由して登山するコースもありますが、今回は最もアクセスしやすい八幡平山頂駐車場からの山行です。
山頂駐車場の隣には八幡平パークサービスセンターがあり、ここでは長靴、スノーシューのレンタルやオリジナルグッズ販売もしています。
まずは山頂駐車場の向かい側にある頂上入り口から登山スタートです。山頂までは約30分ほど。その途中には八幡沼やガマ沼などたくさんの見どころがあります。
登山開始からほんの10分ほどで見晴台に到着です。見晴台からは八幡平から岩手山にかけての山々を見ることができ、絶景スポットの一つです。
6月上旬の八幡平は雪ハイクができちゃいます！6月の八幡平は、雪の道が平坦で歩きやすく、気軽に雪山に行った気分になることができます。
雪の道を少し歩けば、見どころの一つ八幡沼の展望台に到着です。斜面には雪が残り、なんとも幻想的な景色を楽しむことができます。この八幡沼をぐるっと回ることができるコースもあり、八幡沼周辺の広大な湿原には、ヒナザクラやワタスゲなど多くの湿原植物が見られます。
登山開始から約30分で八幡平の山頂に到着です。頂上には展望台があり、ベンチに座ってゆっくりすることもできます。
八幡平頂上からは標識を頼りに絶景ドラゴンアイを目指します。
ドラゴンアイの少し手前には、「メガネ沼」と呼ばれる場所があります。2つの沼がまるでメガネのように並んでいますね。
今回の大目玉「ドラゴンアイ」と呼ばれる鏡沼に到着です。青く輝く水の中央にドラゴンの目が！私たちが行った6月上旬は雪解けが早く進み、ベストなタイミングではなかったものの素晴らしい景色を見ることができました。
山頂駐車場に帰ってきました。駐車場横のレストハウスには食堂や売店などがあり、登山後によって行くのもアリですね。
今回は、八幡沼まで行く途中の雪道でパシャリ。久々の雪道にテンションが上がりました。
全国のみなさま、補給食、日焼け止めなどの用意はお済ですか？最後のコンビニでトイレを済まし、軽食をゲットしてから最高の登山を楽しみましょう！
【秋田方面からお越しの方】
セブン-イレブン 鹿角八幡平店
【岩手方面からお越しの方】
コンビニエンスストアたかはた
※営業時間：7:00〜22:00
山頂駐車場から登山される方は八幡平山頂レストハウスにトイレがありますので、そちらを利用してから楽しい登山を開始しましょう。
※茶臼岳経由で登山される方は駐車場付近にトイレがないため、近くのコンビニで済ましておきましょう。
個人差がありますので、参考程度にご覧ください。
八幡平山頂駐車場（11:00）
八幡平山頂（11:36）
ドラゴンアイ（11:56）
八幡平山頂駐車場（12:05）
今回は気軽に多様な自然を満喫できる八幡平のハイキングを楽しみました。駐車場からすぐに絶景を満喫できるため、親子やカップルでも楽しむことができます。また、日本有数の紅葉の名所として知られているので、秋のハイキングもしてみたいですね。
次なる山は岩手県の最高峰「岩手山」。国の特別天然記念物に登録されいる「焼走り熔岩流」があったり、山頂付近にはさまざまな高山植物が咲いている東北有数の名山です。東北編も端から端までバンを走らせます！次回もお楽しみに！
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