キャンプでの楽しみは「お酒とお料理を美味しくいただくこと」。そこで今回は、バーベキューの新しい楽しみ方であるウッドプランクバーベキューについてご紹介します。
ウッドプランクバーベキューってなに?
わざわざ木の板の上で焼いて美味しくなるの!?
網の上で焼くのと何が違うのかな?
などといった疑問にお答えします。
アメリカではポピュラーな調理方法であるウッドプランクバーベキュー。
どのように調理をするかというと、あらかじめ水に浸したウッドプランク(=木の板)の上に食材を乗せ火にかけます。そうすることによって、蒸し焼きと燻しを合わせたようなしっとりと風味豊かな味に仕上がり、美味しさが格段に増すというわけです。
バーベキュー文化の進歩とともに、グリルを使った現在のウッドプランクバーベキューのスタイルになったと言われています。
上記の木材は、燻製にも向いているため燻製用のウッドチップにも使われています。なかでもウエスタンレッドシダーは、どんな食材にも合わせやすく高い人気を誇ります。
ウッドプランクのオススメは、杉の板である「シダープランク」です。なぜなら安価に手に入れやすく、香り豊かに仕上がるから。肉や魚、野菜など調理する食材を選ばない点も魅力で、ウッドプランクの種類で悩んだら間違いのない一枚です。
日本だと安くて入手しやすいシダープランクがオススメです。使用すると多少焦げてしまいますが、繰り返し使うことができます。
20〜30分ほど調理時間がかかるため、30分程度の火持ちする炭が最低限必要です。備長炭は火持ちがよいですが、お値段も高いのがネック。ホームセンターで安価に売っているバーベキュー用の木炭で十分です。
参考記事:【炭12選】どの炭を使えば良いのか?使い方に合った炭選び
木の板が置けるなら、どんなバーベキューグリルを使っても大丈夫です。煙を閉じ込めれる蓋付きのタイプでない場合はアルミホイルを用意しましょう。
バーベキューグリルに蓋がない場合に使用します。木からでる香りを閉じ込めるために必要です。板と食材を丸ごと包んでバーベキューグリルの火にかけます。
【材料】
・サーモン
・レモン(輪切り&絞る用に分けておく)
・塩コショウ(お好みで)
・オリーブオイル
・お好みの野菜(アスパラやミニトマト)
炭に火を起こしている間に食材の準備をしましょう。
【手順A】
1.サーモンにレモンを絞りかけ、塩コショウ、オリーブオイルを全体に塗ります。
【手順B】
1.ウッドプランクを1時間〜24時間ほど水に浸しておく
2.ウッドプランクの片面だけ白い煙が出るまで焼いて殺菌する
3.焼いた側に【手順A】で準備した食材を盛り付ける
4.グリルの蓋をして、20〜30分ほど火にかける
5.食材に火が通れば完成
ウッドプランクバーベキューは、バーベキューの楽しみ方を広げてくれる調理方法です。初めてのプランクバーベキューには、シダープランクがオススメで、魚だけでなくお肉や野菜にもほんのりと香りがついて燻製のような風味を楽しめます。
ちょっとアレンジしてみたいという人は、ウッドプランクを漬ける水にウイスキーやワインを混ぜると、またひと味違った味わいを楽しめますよ。グリルに蓋がないときはアルミホイルで代用もOK。ウッドプランクさえ用意すれば誰でも気軽にできるので、ぜひウッドプランクバーベキューに挑戦してみてください!