近年、環境問題が浮き彫りとなっている中、オフグリッドという言葉を耳にしたことはあるでしょうか?バンライフでオフグリッドな生活を実践する2人の大学生が、オフグリッドという言葉を知らない方にも聞いたことがあるという方にもわかりやすく簡単にご説明していきます!
さまざまな環境問題が浮き彫りとなり、ライフスタイルの多様化が進む今日、「オフグリッド」という言葉が注目されつつあります。オフグリッドとは「電気や水など公共のライフラインに依存しない生活、自立した生活」を表します。厳密にはグリット(電力会社の送電網)をオフ(使わない)という意味ですが、オフグリッドな生活というくくりで考えると電気だけではなく、水やガスまでも自立している生活を指すことが多いようです。
バンライフに限らず、生活するうえで必要となる「電気」。バンライフでもスマホやパソコンなどを充電するためには電気は必要不可欠です。しかし、電力会社に頼りたくても、車に送電してもらうことなど不可能なため、自分たちで電力を生み出すしか選択肢はありません。
そのため、バンライフをする人は車の上に太陽光発電を載せたり、車の走行充電を使ったりしながら、電気を蓄積し生活しています。
私たちの生活に必要な電気のほとんどは、太陽光発電によって蓄電されています。バンの上には2枚のソーラーパネル(100w×2枚)を搭載しており、その電力をポータブル電源に蓄電しています。晴れの日の蓄電で約3日は普通に過ごすことができるほどの発電量です。
またバンの上にあるソーラーパネルだけでなく、持ち運び可能なソーラーパネルもあるため、キャンプ場などで広げながら合計3枚のソーラーパネルでエコに充電することができます。
太陽光だけで、普通に生活ができるほどの電力を生み出すことができるなんて当初は全く想定していませんでした。皆さんもお庭やベランダにソーラーパネルを置き、少しエコでお得な電気を使ってみてはいかがでしょうか?
ご存知の方もいるかもしれませんが、コンビニに売っている500mlのペットボトルの水よりも2Lの水の方が安いんです!バンライフをするうえで料理や生活になくてはならない「水」。毎日の生活で使う水を購入するとなると、ペットボトルのゴミも増え、余計な費用がかかります。
そのため、基本的には川の水を汲み、浄水器でろ過することによって生活に必要な水を確保しています。20Lのタンク満杯に入れるだけで、1週間は難なく生活することが可能です。川の水のおかげで、実はバンライフを始めて1度も水を購入していません。
オフグリッドという生き方は単にお金を節約するだけでなく、環境問題やこれからの生き方について深く考えるきっかけを与えてくれました。贅沢を言ってしまえば太陽光の電気だけではまかないきれない部分が出てきますが、電気も水も普通に生活するうえでは難なく作り出せるものだと思います。
私たちはバンライフでそんなオフグリッドな生活を実践し、日本中を旅をしています。電気は太陽光でまかない、水は川の水を浄水し、生活に必要なものはなるべく自然由来のものを使うようにしています。理想は電気自動車を使うことですが、今ある電気自動車でバンライフを始めるには厳しいです。しかし、将来的に電気自動車でバンライフができるようになればさらにオフグリッドな生活をすることができるでしょう。
自然の力を利用して生活をするなんて、地球にもハッピーだし、なんだかかっこいいと思いませんか?
次回はわれわれがオフグリッドな生活をする理由について詳しくご紹介していきます。どんな背景があり、今の生活に至ったのか。次回も乞うご期待!
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