たくさんある虫除けの中から何を選べばいいか悩んでいませんか?虫除けの違いは主に成分で決まります。せっかくのアウトドア、虫除け対策を怠って楽しめないのはもったいない!事前にしっかり準備して備えましょう。
ディートとは虫除けに含まれる成分で、最も一般的で効き目があるといわれているものです。虫除け剤によってディートが含まれる量は違いますが、5%程度から高いものだと30%までのものが発売されています。
量が含まれるほど効き目が強いと思いがちですが、含まれる量は持続時間の長さに比例します。成分量が多く、持続時間の長いものは価格も高価なものが多いので、野外での活動時間を考えて選びましょう。
ざっくりとした計算ですが、成分が5%程度上がれば1時間効果が持続するといったところでしょうか。
しかし、汗や水により成分が落ちやすくなります。効果を十分に発揮するためには、少し早めに塗りなおしをすることも必要です。
有効成分がディート 30%(原液濃度)の「医薬品スキンベープミストプレミアム 200ml」。国内ではディート30%までしか認められていないため、市販の中では最も強力な虫除け剤です。
有効成分がディート10%(原液濃度)の「防除用医薬部外品 サラテクト 無香料 200nl」。ディートは10%程度ですが、パウダーインで汗で流れにくくなっているため、効果が持続しやすいタイプです。
虫除けだけでも十分に効果はありますが、効き目が落ちてきたタイミングや塗り忘れなどがあると虫に刺されてしまう恐れがあります。そんなときでも安心できるアイテムを紹介します。
蚊はもちろんのこと、アブ・ブヨ・蜂の天敵であるオニヤンマを模したピンバッジ。これを身につけていると、虫が怖がって近づいてこない!と釣り好きの間では身につける人が多いそう。
思った以上の効果が期待できるおすすめのアイテムです。
「スコーロン®」は、アース製薬と帝人フロンティアが共同開発した、繊維に虫を寄せつけない特殊な素材です。
嬉しいのが洗濯を繰り返しても効果が持続するところ。「スコーロン®」素材のものは、Tシャツから羽織もの、ハットまで商品展開されています。ひとつ持っておくだけでも心強い味方です。
どれだけ対策していても虫に刺されてしまうことはあります。とくに、アブ・ブヨ・蜂に刺されてしまったときは、早めの応急処置が必要です。そんな、いざというときにあると助かるのが次のアイテムです。
刺されてしまったときに、簡単に毒液を吸い出すことができます。刺された患部に先端をあて、吸引するだけ。ひとりでも簡単に扱えます。
アブやブヨに刺されたときは、ステロイド系の外用薬が効果が期待できます。悪化する前にひと塗りしておきましょう。
あると便利なアイテムのポイズンリムーバーや市販薬はあくまで応急処置用です。症状に合わせて、医師に相談をしてください。
虫除けはディートの成分量で持続時間が変わります。行動時間に合わせて虫除けを選び、汗をかいたときや、水に濡れたときはこまめな塗りなおしをしましょう。
また、アブやブヨは足首の少し露出したところを狙ってきます。できるだけ肌を出さない服装を選ぶことも、虫除け対策に繋がります。どんなに虫除け対策をしても刺されてしまうことはあります。そんなときは、適切な方法で治療しましょう。