連載企画!学生初、バンライフをしながら1年間以内に日本百名山を制覇する大学生2人。今回の登山先は、北海道にある日本百名山最北端の山「利尻山」。
利尻昆布で有名な利尻島まで足を運び、雪が多く残る利尻山の5月の山岳レポートや夏場の登山ルート、周辺情報などをご紹介していきます。
山頂までのコースタイムは平均9時間、距離にして約12km。
北海道にある利尻山は利尻富士とも言われており、島ならではの貴重な固有種などが多く存在する山でもあります。そのため、利尻山を登るための3つのルールを守らないといけません。
①携帯トイレを使うこと
②ストックにゴムをつけること→利尻山の土壌はもろく浸食しやすいため
③植物の上には座らない、踏み込まないこと
これらのルールを守って登山を楽しみましょう!
鴛泊ルートは、利尻山で登山者の多いメインルートでもあります。初めは緩やかな道が続き、登山口から3時間ほど進んだ先の、長官山から眺望できる利尻山頂が絶景スポットの1つです。しかし6合目から8合目にかけてつづら折りの急登が待ち構え、山頂にかけて急登がさらに多くなります。また、長距離の登山道のため早朝出発がおすすめです。
沓形コースはフェリー乗り場がある鴛泊港から距離が離れているため、アクセスに少し手間がかかるかもしれません。またコース序盤は整備された歩きやすい道が続きますが「背負子投げの難所」「親不知子不知」という足元が不安定な2つの難関スポットがあり、事故も多発しているため注意が必要です。
ここからは実際にイケダとコスギの山行を写真とともにお届けします。見所はなんと言っても山頂からの360度の大展望!今回は地元のガイドさんから教えてもらった夏道を通らないルートで登頂を目指します。
稚内フェリーターミナルから乗船し、利尻島へ向かいます。
稚内フェリーターミナルー利尻(鴛泊港)間 フェリー情報:
ハートランドフェリー
所要時間:1時間40分
運賃:
※本情報は2021年7月27日現在のものとなります。 最新情報はハートランドフェリーHPよりご確認ください。
フェリーに乗っていると、これから登る利尻山が目の前に現れました。利尻山は別名「利尻富士」と言われているだけあって、海の上に浮かぶ富士山そのものです。
利尻島(鴛泊港)に到着です。後ろに見えるのが利尻富士。
利尻山登山は港から山頂まで一気に登るため、なんと1700mもの高度を登ります。体力、技量、精神力が問われる山行ですね。
私たちが今回利用したのは「利尻北麓野営場」
鴛泊コースの入り口に位置し、フェリーターミナルからは徒歩約1時間です。
テント場から西の空を見上げると、きれいなエメラルドグリーンが!この時期は人が誰もおらず、貸し切り状態でした。