ハウツー・まとめ

自転車で旅に出よう。キャンプツーリングのススメ!

キャンプをしながら自転車で遠くまで旅をする。途方も無いことのように聞こえますが、実はそんなに難しいことではありません。週末2〜3日でもキャンプツーリングは十分楽しめます。そして、いままで日帰りで楽しんでいたサイクリングに、アウトドアの要素がプラスされた旅になるのです!
スタートは自宅からでもいいですが、目的地の近くまで自転車を電車に載せて持ち運ぶスタイルなら、旅の範囲もグンと広がりますよ。

ここでは、初めての自転車旅を成功に導くために、必要な装備や荷物の積載方法、旅に適した自転車などをご紹介したいと思います。

どんな自転車で旅をする?

自転車は用途や目的によってさまざまな種類がありますが、その中にはもちろん、ツーリング向けに作られた自転車もあります。荷物をたくさん積むためのキャリアが装着できたり、長旅で疲れにくい構造になっていたりするのが特徴で、ランドナーやスポルティーフと呼ばれる自転車が代表的です。
また、マウンテンバイクやクロスバイク、ミニベロの中にもツーリング向けのモデルがあります。一方で、スポーティーなロードバイクは基本的に積載性がないので、キャンプツーリングにはあまり向いていません。

キャンプツーリングに必要なアイテムは?

キャンプツーリングには、キャンプ道具および調理器具一式、ウエア類、メンテナンスキット、洗面用具など、色々なアイテムが必要です。ただし、自転車は車のようにいくらでも荷物が積めるわけではないので、快適な自転車の旅を実現するためには、荷物をなるべく厳選して少なく軽くすることがポイント!
写真は厳選した装備の一例ですので是非参考にしてみてください。

①マット②シュラフ③テント④シュラフカバー⑤コッヘル⑥ヘッドライト⑦レインウエア⑧シングルバーナー⑨ウエア一式⑩カトラリー⑪調味料⑫輪行バッグ⑬洗面用具⑭ロック⑮メンテナンスキット

パッキングのコツ

荷物の積載にはパニアバッグが便利!キャリアの左右に装着できるバッグで、一般的に片側30〜40Lの容量があるので2〜3日のキャンプツーリングの荷物なら十分に積むことができますよ。ワンタッチでキャリアに着脱できるシステムで、とても使い勝手が良いうえ、防水のものなら突然雨が降ってきても荷物が濡れる心配がありません。
パッキングのコツはなるべく重いものを下にいれ、バッグの中に隙間ができないように詰め込むことと、左右の重さがバランスよくなるように入れることがです。ウエアや調味料などの細かいアイテムは、専用の袋やケースにまとめておきましょう!

カメラなどよく取り出すものは、ハンドルに装着できるフロントバッグを利用するのがよいでしょう。走行の負担にならない小さめのバックパックに入れて背負ってしまうのもよい方法ですね!

自転車旅のキャンプスタイル

宿泊は野宿もいいですが、快適なのはやはりキャンプ場です。テントは一人用が基本で、重さ1.5㎏以下の山岳用テントがオススメです。テントの設営や料理は日が落ちると、あせって作業がうまくいかなくなってしまいますので、明るいうちにキャンプ場に到着できるようにスケジュールを立てておくのが肝要です。朝はなるべく早く出発し、1日の走行距離は50〜100kmくらいを考えておくと無理がありませんよ。

料理はシンプルにおいしく作る

キャンプツーリングの料理は、基本的にはワンバーナーとコッヘルで作ります。道具や食材が厳選されるため、あまり凝った料理ではなく、シンプルに手際よく作れるメニューを考えましょう。
そこでおすすめなのがパスタ!持ち運びしやすく、調理が簡単で、加える食材によりいろいろな味にアレンジできるのがパスタの良いところです(写真はツナとパプリカのパスタと、ワカメスープ)

まとめ

どんなことをする場合でも最初はちょっと不安がありますが、何事もまずは1度やってみると、2回目以降は意外と余裕を持って楽しめるもの。それは、キャンプツーリングも同じです。ここで紹介したノウハウはあくまでひとつの基本的スタイルです。何度か自転車旅をすると、少しずつ自分なりのスタイルが確立できるようになりますよ。
慣れてきたら、時間をかけてもっと遠くへ旅してみてください。自転車はきっと最高の旅の道具になってくれます!
自転車に乗って世界一周の旅も夢ではありません。

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ライター:
和田 義弥