• 体験レポート
  • 登山好きが贈る、登山の体験レポートです。日本、そして世界の山々にはたくさんの魅力にあふれています。春夏秋冬、その時々で異なる顔を見せてくれる素敵な山がたくさんあります。まさに百景。.HYAKKEIでは、そんな山に実際に登り、五感で楽しんだ自然体験記をお届けします。きっと山に登りたくなりますよ!

「登山嫌いな僕でも、もう一度登りたい山」|#02 ハイカー以外は知らない2番目に高い山 北岳

「二番じゃダメなんですか?」

良いと思います。
某政治家の発言、嫌いじゃないです。
個人的に二番って言葉は勢いを感じてしまいます。

そこで今回、オススメする山は、北岳です。

標高3,193mで富士山に次ぐ、二番目。
山登りをする人やベスト〇〇などのランキング好きな人はご存知だとは思いますが、結構知らない人も多いはずです。
富士山よりも約500mも低く、安易に登れてしまうと思いがちですが、それは大間違いです。わたしも「一番高い山に登ったから、次は二番目でしょ」と山選びをしましたが、とんでもなくキツく、あの工程を思い出すだけでゾッとします。

しかし二番目から一番目を望む景色は最高です。いままで色々な角度から富士山を見てきましたが、ここからが一番好きです。

この景色を見るのに日帰りも可能ですが、オススメはできません。選択肢にも入れず、ゆっくりと小屋泊かテント泊してください。
またある程度の山経験と体力が必要になります。

もう一度、登りたい理由としては、北岳肩ノ小屋のテント場から見えた、花火大会。
タイミング良く、眼下で行われていた複数の花火大会が同時に見れました。
夜空にではないですが、大地に花が咲くようでとても綺麗です。

また花に興味はないですが、

希少価値が高い黒百合や

シナノキンバイが山肌一面に咲いていて、思わずシャッターを押してしまいます。

北岳には二回ほど登りましたが、まだ体力もあった頃なので、余裕のポーズです。
いま見ると我ながらイラッとします(笑)

体力、脚力に自信があれば、チャレンジしてほしい山です。
今年の夏は、北岳近辺の花火大会をチェックしてから登るのもありですよ。

登ったルートは【右俣ルート】

(1日目)
広河原~大樺沢二股~小太郎尾根分岐~北岳肩ノ小屋(テント泊)
(2日目)
北岳肩ノ小屋~北岳山頂~北岳肩ノ小屋~小太郎尾根分岐~白根御池小屋~広河原

広河原までのアクセス方法

(マイカー)
東京から中央自動車道甲府昭和I.C~芦安市営無料駐車場(約600台)~バスか乗り合いタクシーで広河原へ
※6月下旬~11月上旬の間、マイカー規制あり
(公共交通機関)
高速バスだと新宿~甲府駅~芦安市営無料駐車場~夜叉神峠~広河原
電車だと新宿駅~JR中央本線甲府駅~甲府駅南口「南アルプス登山バス」~広河原

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